コーモン科
ここ一週間近く、おケツの調子が優れなかった私。
普段だったら3日も我慢して、通常の排出儀式でも行えば状態に復していたのだが、今回はなかなか元に戻らない。それどころか、痛みのカタマリがだんだんと大きくなってくるようにすら感じた。
それでも、寝て起きた時には痛みらしい痛みは感じないのだ。が、立ちシゴト、座りシゴトなどを続けていくうちにその痛みのカタマリが存在感を増し、やがて、痛み信号を発信なんかもしてくるようになった。
立っていて辛く、座ってもさらに辛く、一番楽なのは寝ることのみって、コレはあまりに辛すぎる。
てな訳で、勝手ながら6月28日のシゴトは前半で切り上げて早退し、帰宅してテレビニュースをちょっとだけ見た後、布団を被って泣きながら寝た。
深夜に目覚め、パソを起ち上げブログネタを書き、ネットに繋いで色々見て、然る後に電話帳を取り出して、近いところにある肛門科を調べる。
一つ発見。でもそこはシゴト場の取引先。却下。
もう一つ発見。明日はそこに行こう、と心に決める。
明けて6月29日。
前日早くから寝ていたために比較的スムーズに早起きでき、軽く食ってシャワーを浴びて、いまや自分の体の中で最も敏感になっているアノ部分を念入りに洗い、覚悟を決めていざ肛門科へ。
平日午前という事で比較的空いていた、ような。
受付にカードサイズの保険証を出し、患者カード的なものに住所氏名などを書き、待つこと20分ほど。
診察室に呼ばれると、そこにはひげを生やして声のでかいセンセイが。
「どうしたの?」
「拭くとき、紙を通して出っ張りに触る感じがあり、痛い」
「じゃ、後ろのベッドに横になってパンツ下げて」
肛門科に行きたくなかった懸念の一つがコレだったのだ。
どんな姿勢をとらされるのかが分からず、不安ばかりが渦を巻く。四つんばいになって尻を突き出すのか? それとも?
結果的には膝を曲げて横向きに寝る、パンツ、ズボンは膝くらいまで下ろせば可、という、それほど恥ずかしいカッコという事もなくて一安心だったが、そのベッドが昇降するというのにはちと驚いたり。まぁ、当たり前といえば当たり前なんだけど。
触診でがばっと広げられ、潤滑のゼリー(ローション?)を肛門につけられた後に、何の遠慮もなくセンセイの指が入ってくる・・・。思わず「うっ」とうめく。
だがそれだけで済み、ズボンを履き直し、センセイの説明を聞く。
イボ痔であるということ、対処法は切るのと薬のとがあるが、今回は薬で様子を見るということ、清潔にするように、等など。
これで診察は終わり、2週間分の飲み薬と塗り薬と挿し薬を出され、お代を払って終わりとなった。
もっと怖くて痛くて恥ずかしいのかと思ったりもしたが、案外そうではなかったことにやや安心もしたが、正直やはり、あまり行きたい病院ではないなぁ。
で、まだ痛みのカタマリは存在感を発揮しているのだが、これが薬を飲み、塗り、挿すことでだんだん小さくなっていくのだろう。ともあれ、早く常態に戻る事を願いばかり。
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