ガイジンの日本語
外国人ミュージシャンが日本語を使うシーンを見聞きすると、嬉しいと同時になぜだか恥ずかしい気持ちにもなってしまうのだな。今でこそかなり慣れたが、初めて見聞きした時は、多分体中の毛穴が開くかのような恥ずかしさだったと思う。
なので、スコーピオンズの「荒城の月」を初めて聴いたときは、嬉し恥ずかし面白など、色んな感情が交錯して身をよじったっけ。
さて、去る3月29日、ローリング・ストーンズが初めて札幌にやってきて、札幌ドームでライブをした。その事は以前上げたネタにもちょろっと書いた。
その際にミック・ジャガーがやってくれたらしいのだ。しかも北海道弁で。
英ロックバンド、ザ・ローリング・ストーンズが29日、ワールド・ツアー「ア・ビガー・バン・ツアー」の札幌公演(主催HTBほか)を札幌ドームで行った。活動開始から44年目、90年の初来日以来、初めての北海道でのライブ。平均年齢61・8歳とは思えない熱演に、3万1346人の観客が酔いしれた。
ライブはヒット曲「ジャンピング・ジャック・フラッシュ」で幕開け。ミック・ジャガー(62)は、高さ28メートル、幅60メートルの巨大マンションが設営されたステージで汗だくでシャウト。「サッポロニコレテ、ナマラ、ヨカッタ」とあいさつし、会場を沸かせた。キース・リチャーズ(62)はかがんでギターを弾くお決まりポーズでファンを喜ばせた。同ツアーは昨年8月に米国でスタートし、約1年をかけて世界36カ国以上を回る。
[2006年3月30日8時21分 紙面から]
「サッポロニコレテ、ナマラ、ヨカッタ」だってさ。
他に伝え聞くところによれば「この曲は知ってるベ」や「わや」なんてのもあったらしい。
いやぁ、エンターテイナーだねぇ。どうやればウケるかを知っているんだろうなぁ。でもって、そんなことを入れ知恵したヤツは、やっぱり北海道民かな?
しかし、もっと道民の心を掴むんだったら、最初のMCで「おばんでした」の一発には構うまい。その後に「なまら」をまぶして、最後には「したっけ」だ。それで多分(私は)狂喜する。
よそ者が地元の言葉を使うのには反感を持つこともあるが、よそもよそ、国外からの人で、日本語を母国語としない人が話すんだったら、全然構わないだろう。
さすがに、狂喜乱舞する光景を見て「お前ら、なまら はんかくさい べや」なんて片言で言われたら、少し引くかもしれないが。
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