以前、我がクルマでジムカーナをダブルエントリーした某カントクが、そのお礼として申し出てくれていたミッションオイル、リアデフオイル交換をやってもらいに、某カントク宅へ。
整備光景をアップしているサイトなどで排出ドレンや注入口のおおよその位置は把握していたつもりで、作業手順だって知っていたつもりだったが、、自分のクルマでいざその場面に向き合うと、正直、それがどれだか分からない。仮に分かっていたとしても、ドレンを外して新しいオイルを注ぐ手段を、私は持っていなかった。
で、ミッションオイル交換は、排出ドレンを外す前に注入ドレン(って言うのか?)を外してから排出ドレンを。その両方のドレンは、ラチェットレンチの頭の、ソケットを差し込む◇に合うなんて、我が目で確かめるまでは分からなかった。
で、オイルが全て抜け切ってから、エクステンションつきのジョウゴか、それ用の手押しポンプを用いて新しいオイルを注入するのだ。
我がクルマでは、ジョウゴのエクステンションの長さが足りず、エンジンルームのバッテリー付近からアクセスしようにも、ミッションのドレンまではどうにも届かない。よって、カントク所有の手押しポンプで根気良く ペっコンペっコン と。
ピストン運動を繰り返し、ポンプから伸びたチューブを差し込んだ注入ドレンからオイルが溢れたら規定量。ドレンを締めて交換完了。
次に、リアデフオイル交換。
こっちは直接目で見える位置に両方のドレンがあるから、比較的簡単かなー、なんて思ったが、効率的に作業を進める為にジャッキアップして左後輪を外し、力を入れやすい体勢のためのスペースを確保するカントク。急がば回れとはこのことか、なんて思いつつ、作業を見守る。注入口はラチェットレンチの頭がはまるドレン、排出口は一般的な19ミリのボルトと、ミッションの時とはちょっと違う。
で、排出が終わったらその排出ドレンを締めて、注入口からミッションオイル交換で余ったオイルをさっきと同様に、手押しのポンプで ぺっコンペっコン と。これも、注入口から溢れたら規定量。ドレンを締めて作業終了。
排出されたミッション、デフオイルは、茶色い中に金属の粉末が溶けて、まるでメタリックの塗料のよう。そして、未使用のオイルは、黄緑(?)、黄色(?)がかったきれいな色。使用済みオイルの上に垂れた未使用のオイルでその違いが分かる。
そんな金属粉が混じったオイルがずっとギアの周りにあるなんて、それがあまり良いことじゃないのはニブチンな私で分かる。が、カーショップやガソリンスタンド、ディーラーなどでミッション、デフオイルを交換してもらい、その古い、使い終わったオイルを見ても、それがどんな状態で何を意味しているのかははっきりとは分かっていなかった。
こうして新品未使用と、使用済みのオイルを比較することで、それが身を以って分かった気がする。
全て終了後、勧められた試運転でシフトの感触を確かめてみる。が、心なし軽くなったか、なんて思うくらいで劇的な変化は感じ取れなかった。ただ、リバースギアの入れるときに、ちょっとした 間 を入れないとギア鳴りもしていたのだが、それが感じられなくなったというのは、やっぱり交換の成果なんだろう。
カントクは言う。ジムカで振り回すようなヤツはもっと頻繁に替えたほうがいい、と。ただ、私はギアシフトが渋いとか、入りにくいなんて感じていなかったから、車検毎でイイ、なんてタカを括っていたのだけど、その後のディーラーやショップめぐりで走ってみて、思ったより左腕が疲れていないことに気が付いた。
なるほど、知らず知らずのうちに重くなってはいたのだ。
次の交換は、来年1月の車検、だな。で、ジムカはあと3回参戦の予定。ま、こんなもんか。
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