お、上手い
札幌市営地下鉄東西線を利用する機会がままある。東西線には各駅に可動式ホームドアが設置されたおかげで、7両編成の電車でもワンマン運行ができるようになった。ふむ、車掌の人件費の削減、なんだろうな。
でもそのお陰で、乗り心地が悪くなったのだ。そう、駅に停まる前の運転士のブレーキ操作によって。ホームドアが設置されてすぐは、もう完全に「のこぎりブレーキ」で、減速Gが小刻みに体を揺らして、それで何とか帳尻を合わせていた(ように思える)。例えるなら、自動車のABS装置が作動し、ブレーキペダルにその振動が伝わってくるような、そんな感じを受けたのだ。
理想は、気が付いたら減速していてその減速Gも一定、それで停止位置もぴったりって感じなんだよ。
まぁ、運行する時間帯によって列車全体の重さも変わってくるから、減速G一定での停車、位置ピッタリ、なんてのことはかなり難しいことと想像できる。それでもやっぱりより良い乗り心地を求めてしまうんだ。
まだホームドアが設置されていない南北線、東豊線は、減速Gは一定で止まっていたぞ。さすがにちょっと停止位置がずれるってことも見かけたこともあるけど。いやこれは、降りるお客さんを優先させるため、待っているお客さんの位置とドアの位置をわざとずらしている、なんて事も見聞きしたことがあるが、はてさて。
東西線の話に戻ろう。
1月27日木曜日に乗った東西線の運転士は上手かったねぇ。ブレーキのレバーをギコギコ動かしているんじゃなくて、ホントに減速Gが一定でホームドアと電車のドアの位置がピタリと合っていたんだから。そんなだもん、心の中で
おぉ、上手い
と歓声を上げ、拍手しちゃったもの。心の中で。
残る二つの路線、南北線と東豊線もいずれはホームドアが設置されることだろう。ちゃんと対処できるのかな? いや、対処するんだろう。それがプロの仕事なんだから。
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