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2011年6月

2011.06.30

どこの恥知らずだ?

確か、最初にそんな記事を見かけたのは6月24日付けの読売新聞のサイトで、それを mixi に日記のネタの一つとして挙げた。

中国、「はやて」ベース車両を米で特許申請


 【北京=幸内康】中国の国有企業で鉄道車両製造大手「中国南車」が高速鉄道車両「CRH380A」の技術特許を米国で申請する方針であることが24日、明らかになった。


 CRH380Aは、日本企業が開発した新幹線「はやて」をベースに開発されており、日中の特許紛争に発展する可能性がある。

 23日付の中国英字紙「チャイナ・デイリー」が報じた。

 南車が特許申請を目指しているのは、台車と車両の先端部分で、申請に備え、すでに米国で弁護士を雇っているという。米国の高速鉄道計画の受注競争で優位に立とうとする狙いがあるとみられる。

 南車は川崎重工業から技術供与を受けて高速鉄道車両の製造を始めた。CRH380Aは、6月30日に運行を始める北京―上海高速鉄道の主力車両の一つだが、中国側は「外国の先進的な技術は参考にしたが、独自に開発したもの」(中国鉄道省)との立場をとっている。

(2011年6月24日14時18分 読売新聞)

そのニュースに対して私はえーと、日本が世界に誇る「シンカンセン」をパクった上でアメリカの特許を取ろうとする、とな?

他人のふんどしで相撲を取るのは止めてもらいたいものだ。
っていうかさ、そういうことして恥ずかしくない訳? 日本の企業が技術を提供し、デザインも似たようなものになって、それで「我が国の製品です」っていうのが通用するの?

それとも、英国の辛口クルマ番組「TOP GEAR」みたいに、コテンパンに批判されるのを待っているのかな? なんて書いた。

ところが数日後、特許を申請しているのはアメリカだけではなくヨーロッパにも及んでいる、なんてニュース記事を読んで、呆れた。え? 日本でも? はぁ?

中国、日米欧などで「新幹線」技術の特許乱発


 【北京=幸内康】中国が高速鉄道に関する技術の特許申請を日本や欧州など5か国・地域で進めていることが28日、明らかになった。


 中国は日独などからの供与技術をもとに「中国版新幹線」の車両を開発しており、国際的な特許紛争が起こる可能性が出てきた。

 同日付の中国英字紙「チャイナ・デイリー」が中国政府高官の話として報じた。中国が特許申請の手続きをしているのは、日本、米国、ブラジル、ロシア、欧州。車両の台車や先端部分など計21件の手続きを進めており、このうち8件は予備段階の審査をすでに通過したという。

 中国は日本、ドイツ、フランス、カナダの4か国の企業から技術供与を受け、高速鉄道の車両を製造した。関係者によると、中国に供与した技術は、中国国内での使用に限定する契約になっているという。

 中国政府は「(日本などから技術を)取り入れ、消化吸収し、革新させた」(鉄道省)として、高速鉄道に関する技術は完全に独自開発と主張している。

(2011年6月28日13時50分 読売新聞)


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2011.06.29

ということは、だ

特急型気動車だったら全部その可能性があるってことかな? そしたらJRグループが持っている特急型気動車全部総点検しなくちゃイカンな。総点検の後、より良い方法として何かないかは鉄道技術総合研究所が考えるのか、それとも、魔改造が得意なJR北海道苗穂工場が試行錯誤の末に考え出すのか。

JR北海道の「つりピン」緩み、過去3年で250件 特急脱線受け国交省調査


 JR北海道の車両点検で、車両下の部品を固定する「つりピン」を締めるナットが緩み、締め直した事例が、過去3年間に250件あったことが国土交通省の調査で分かった。つりピンのナットは緩みやすいにもかかわらず、それを見逃していたことが、上川管内占冠村のJR石勝線で5月に起きた特急列車「スーパーおおぞら」の脱線炎上事故につながった可能性が高い。道警はJRの点検整備に問題が無かったか業務上過失致傷容疑で調べている。

<北海道新聞6月27日朝刊掲載>

特急型じゃない普通の気動車でも同様な事例がある? だったら怖いねぇ。

JR北海道ついでにもう一つネタを挙げておこう。

主催行事や運動競技…JR北海道が自粛路線 「地域貢献滞る」懸念も


 特急列車の脱線炎上など事故やトラブルが相次ぐJR北海道で、主催行事の中止や運動部の大会参加自粛が相次いでいる。同社は「行事やスポーツより全社挙げて信頼回復に取り組みたい」と説明するが、中止・自粛の期限は定めておらず長引く可能性もあり、スポーツ関係者から「スポーツによる地域貢献の役割を果たせなくなるのでは」との指摘も出ている。

 同社によると、本社・支社で中止したのは企業と幼稚園児による札幌駅前の花壇整備(5月30日)や、新装した大阪駅での北海道PRイベント(6月4、5日)。函館駅前で縁日を開くなどして東日本大震災の被災地を支援する「駅スポ2011」(6月26日)も開催見合わせとなった。

 今後も「学校では受けられない授業」と題した苗穂工場などの見学会(7月25、27日)、釧路運輸車両所の一般公開(7月か8月)などが取りやめに。釧路支社では7月以降、釧路駅開業110周年、花咲線全線開通90周年などを祝うフォトコンテストなどのイベントを計画していたが、記念商品の販売も含め見送りとなった。

<北海道新聞6月27日夕刊掲載>

何でもかんでも「はい自粛」っていう風潮はどうにかならんものか。
確かに今のJR北海道には魔物が取り憑かれたかのようにミス、エラー、トラブルが頻発していた。が、最近は静かなような気もするね。憑き物が落ちたかな?

っていうか、今の状態のJR北海道で、何か目立つようなことをしたら叩かれてしまう。それはある意味仕方のないことだろう。だけど、幼稚園児による花壇整備とか、大阪駅の北海道PRイベントとか、函館駅前のチャリティ縁日とかは、逆にやった方がいいんじゃないのか、なんて思う。

苗穂工場の見学会なんてのは、大きなお友達なんかも、というか、そっちの方が目の色を変えて普段見ることのできない工場内を好奇心で一杯に輝く目をしてうろつき回ると思う。

「こんなときに何やってんだ」なんて怒る人の気持ちも分かるけど、でも、社会奉仕のためのイベントだったらやって然るべしだと、私は考える。ね、


JR北海道さん。


いずれにせよ、難しい判断だったろう。でも、いつまで自粛する?
そこまで萎縮しなくたって良いと思うなぁ。石勝線での脱線、トンネル内での車両火災、全焼、その際の司令室とのやり取りの不手際、他、運転手が居眠り、車掌が居眠り、信号機が居眠り信号機の配線工事のミス、と、軽く挙げただけでこれだけ不祥事があれば、体を小さくし、目立たないように、と行動したくなるのも分かるけど、やっぱり社会奉仕のためだったら表に出てきて欲しいんだよなぁ。

2011.06.26

A級機関?

私は中学生時代からのムー読者であり、懐的に余裕のある時にはトワイライトゾーンマヤワンダーライフと4誌を読んでいたことになる。また、時期的にはちょっとばかり後の方になるが、荒俣宏責任編集を謳うボーダーランドなる雑誌も創刊号から休刊するまで買い続けたことがあったが、尻切れトンボみたいな突発的な終わり方で、残尿感のような嫌んな気持ちになったこともある。

また、高校生時代には古本屋に入り浸るようになって、筒井康隆さんや平井和正さんのような日本のSF作家の文庫本を乱読していたこともあった。古本屋だけじゃない、ちゃんとした普通の本屋にも通い詰めた。大体、田舎から汽車に乗って高校に通学するとなると、放課後は超ダッシュして午後3時半近くの汽車に乗るか、古本屋、本屋、貸しレコード屋などで時間を潰しながら午後5時前の汽車に乗るか、あるいは友人と語らい、遊びながら、気が付いたらこんな時間と、最終列車に乗ることもあったっけ。

さて、そんな日本SF作家の文庫本の中で、今では手垢で相当汚れ、学生服のポケットに突っ込んでいたりもしたからすごくヨレヨレになりながら、現在も一種のバイブルみたいな輝きを放っているのが堀 晃さんの「マッド・サイエンス入門」なのだ。

それによれば、「マッド・サイエンス」なんて言葉は存在しない、なんて感じから始まって、「マッド・サイエンティスト」という言葉はあるが、彼らがする学問がマッド・サイエンスかというと、そうではないと続く。そして、マッドなのは学者の方であって、サイエンスがマッドな訳ではない、となる。となると何がマッドなのか? それは、現代の先端科学辺りがそれに相当しそうである。

この本が世に出たのが25年前なので、その当時からするとインターネットなんかもマッドになるのかもしれない。

ちょびっと引用してみようか。

米国エール大・デルガド博士「脳波を電波で制御する実験をやってる訳よ。女を口説くなんて朝飯前よ、イヒヒヒヒ」

カリフォルニア大・ザメンホフ教授「脳細胞をふやす位は簡単だね、いずれ人口天才が作られるだろう。こんな話、聞いたことアルジャーノン」

クリーブランド病院・ホワイト博士「サルの脳を取り出して生かしてるんだ。サルでできることが人間でできないはずはない。サイモン・ライト博士の首にするか、ドウエル教授の首にするか、順番で迷ってる。ドノ番(ヴァン)にしようか、なんちゃって」

ケンブリッジ大・ニュー博士「人工子宮を開発中だ。研究をせかされていてね、至急作れ、だ」

老人学研究センター・ショック博士「老化現象の研究ですから、不老不死の研究ということになりますかね。ただ、いたずらに寿命を延ばしても、仕事がありませんからね、みんな浮浪者になってしまいます」

とまぁこんな感じで、平成23(2011)年の現代だったら、実現していてもおかしくない、というか、実現一歩手前、なんて感じの研究とすら思えてくるから怖い。つまりは、マッド・サイエンティストの領域がすでに現実のものになってしまっている、という訳だ。そんな視点で改めて読み返してみたら、新鮮に読み返すことができるからあら不思議。

そう言いつつも、SFのステージに使われる場所や物事などをちゃんとした科学の分野から攻めていっているのでちょっとしたおベンキョにも最適だったりするんだな。

で、堀さんのネタ探しのためなのだろうか、特許文献を操っていた時、眠けが一瞬にして吹っ飛ぶような文献に行き当たったのである。とあり、それには「徳川の埋蔵金と四個の宝庫」(特開昭四九-一二〇六六八)なんて記されていたりするのだそうな。これが“発明の名称”である。何と、埋蔵金を捜し出す方法を発明したらしいのだ! こんなのが「レーザー光線利用による鉄骨建方精度測定システムにおける受光指示装置」という発明と「生タイヤ内の金属片を探知する装置」という発明にはさまれて出てくるんだから驚く。

なんて続くんだな。で、ちょこちょこっと端折ってしまって、「マッド・サイエンス」の特徴のいくつかを示唆しているのではないかと思えてくるのだ。つまり・・・、なんてところまで来たところでまた引用。

一 定義が不可能なこと。
特許の分類に何とか当てはめなければならないから、この発明、「遠隔物の方向、位置、それに伴う自己位置の測定」という分野に入っている。埋蔵金を探すのだからそうなるのだろうけれど、人工衛星の位置測定装置などと同じ分類に入るところがおかしい。

定義や分類は発明・発見の後で出来るものだから、こういうことを気にしてはいけないのだ。タイムマシンはどこに分類されるのか調べてみたがわからなかった。

二 いたずらに反権威的、反権力的姿勢がないこと。
趣味的ということではない。アカデミズムへの反撥というのは、それだけで視野を狭くする。超然としているに越したことはないが、何よりも面白がる姿勢が大切だ。

三 私利・私欲に走らない。
宝探しの方法を公開してしまうとはすごいではないか。特許出願というのは利権の確保のためのはずだが、この場合おかしい。宝探しの方法が分かれば自分で掘り出してしまえばいい訳だから、ここには一種のパラドックスがある。が、そんなものを気にしていない点が素晴らしい。――――対照的なのはタイムマシンの発明者だ。すでに発明していながら特許出願せず公開せず、自分だけで独占しているところが陰険だ。

四 何よりもバカバカしい。
人類の進歩とか世界平和とか一切関係ないところがいいのだ。そういえば東京のSFファン・グループ「SFフ科会」なんか「努力しないで女にもてる方法」を発明したりして、相当マッドだなあ。

相当長いマクラとなってしまったが、それにはこんな記事を見つけてしまったという訳がある。

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2011.06.25

保険

私は保険があまり好きではない。というか、嫌いだ。
億万長者になるのを夢見るのが宝くじだとしたら、保険はそれの全く正反対に位置するものだと思う。医療保険は病気になったときになってやっと役立つものだし、クルマの任意保険だって、事故りたくないのに事故ってしまった時になってやっと役立つものだから。

だけど、自分だけはそうじゃないなんて思ってしまった若い時期が私にもあって、親にも内緒でクルマを買った。駐車場も確保した。だけど任意保険はまだ・・・・・・。納車されたのが夏だったから、お盆の誕生日が過ぎるまで待ってそれから手続きしよう、なんて考えていた。

専門学校を出て土建屋に勤めるようになったから、色々なクルマを運転する機会に恵まれた。大きなものでは2トントラック、小さなものでは軽自動車。会社の駐車場が狭いものだから、奥のクルマを出すためにクルマの入れ替えなんてこともやった。だから天狗になっていたんだな。納車はされたが保険はまだ。でもクルマがあるのに動かせないのはあまりにも切ない。なので、良く晴れた夏の土曜日の午後、どっか行こうかなぁ、ミステリーサークルが出現したと騒がれた帯広方面にでも出かけてみるか、なんて考えながら走っていたら、横の日産の駐車場から右折しようと出てきたジェミニの前足を折る事故をやらかしてしまった。

これは夢だ悪い夢だ、なんて思おうにも、鼻に衝くタイヤの焼けた匂いが否応なく現実に引き戻す。救いだったのがその事故を見ていた食堂のおばちゃんが「悪いのはあっちの方だ。あんたは悪くない」なんて言ってくれたことかな。半ばパニックになりながら、これからどうするべきなのかを考えて、とりあえず勤め先に電話した。幸い、先輩も上司の方もいてくれて、先輩はその場にまでやって来てくれた。上司の方は夜に「知り合いの保険屋に電話して事故の状況を知らせたら、お前の方が有利だっていうから心配するな」なんて電話を掛けてくれたし。

でもやっぱり情けなかったな。

と、書きたいのはそういうことじゃない。
5月末にトンネル前で脱線し、トンネルの中で炎上全焼してしまった「スーパーおおぞら14号」に関することだ。

消防到着 20分遅れ 特急脱線炎上 トンネル記載の地図なく


 【占冠】上川管内占冠村の第1ニニウトンネル内で5月27日に起きたJR石勝線の特急脱線炎上事故で、富良野広域連合富良野消防署占冠支署に同トンネルの載った詳しい地図がなかったことなどから、同支署の現場到着が20分以上遅れていたことが分かった。約1時間で着くところ、1時間20分以上かかっていた。

 同支署は「トンネルが載った地図があれば、通行止め解除などにかかった時間を合わせても、1時間ほどで着いた」と説明。21日にJR北海道からトンネルや取り付け道路の載った地図を入手した。

 同社は今秋、消防や警察などと同トンネル内での火災を想定した訓練を行う予定で、「携帯電話会社とも協議し、山間部の路線でも携帯電話が通じるようアンテナを増設したい」と話している。

<北海道新聞6月24日夕刊掲載>

昭和56(1981)年10月に開業した石勝線とは千歳空港(現東千歳)駅から追分駅、追分駅から新夕張(旧紅葉山)駅、新夕張駅から新得駅までの総称であるが(新夕張から夕張までの区間は省略させてもらう)、新夕張駅から新得駅までの間は北海道の背骨、日高山脈をトンネルで強引にぶち抜く路線だ。言い換えれば、人跡未踏の山の中を無理矢理トンネルでぶち抜いた区間と言っても良いだろう。そこでもし「何か」があったとき、関係機関がその現場に駆け付けようにも地図がなかったら手の打ちようがないじゃないか。

それに車両火災があったのってのは夜だろう。山の中、トンネルの中で、煙に怯え、闇の真の恐ろしさに怯え、ホントに乗客は生きた心地がしなかったことは想像に難くない。そして、死者が出なかったことが奇跡とさえ思えてくる。

っていうか、ここまで国鉄北海道総局、JR北海道が「何も考えていなかった」とは思わなかった。せめて、最悪の結果を考えて保険代わりの地図が関係機関にあれば、もうちょっと迅速な救助なんかもできたかもしれないのに。

で、その地図はJR北海道が持っていたと。
石勝線開通前にでも、関係自治体の警察、消防などの機関にそういった地図を渡しておくべきだったんじゃないのか? 石勝線開業当時はまだ国鉄だったから、JR北海道に対して物言いを付けようとは「あまり」思っていない。けど、国鉄からJRへと引き継がれたときにでも、そういうことをちゃんとやっておいて欲しかったなーとは感じるね。


さーて、次はどんな話題を提供してくれるのかな? 明るい話だったら良いんだけどな。ね、


JR北海道さん。

2011.06.24

面白そうじゃん

先日、オリンパスのデジカメ版 PEN のことをネタにして一本アップした。そしたら、デジカメ版 PEN よりも小さい(と思われる)のが出るんだって? 名前は PENTAX Qで、現時点では世界最小、最軽量なんじゃないか、なんて書かれていたりも。

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HOYA株式会社 PENTAXイメージング・システム事業部は、レンズ交換が可能なデジタル一眼ならではの多彩な写真表現や高画質な画像を、より気軽に楽しんでいただける圧倒的な小型軽量サイズを実現した新システムのレンズ交換式デジタル一眼カメラ「PENTAX Q」を発売いたします。

本製品は、従来の当社ラインアップでは満たしきれなかった、デジタル一眼を気軽に使ってみたい、毎日身につけて持ち歩きたい、もっと小型のデジタル一眼が欲しいといったユーザーの声に応える製品として開発いたしました。高精細な1/2.3型の裏面照射型CMOSイメージセンサーをはじめ、センサーサイズに合わせて新規開発した“Qマウント”規格の超小型レンズや、光学ファインダーやミラーなどを必要としない本体構造の採用などで、世界最小・最軽量※となる一眼システムを実現しています。また、有効約1240万画素の高精細画像やフルHD動画、最高約5コマ/秒の高速連続撮影、ISO6400の最高感度、マグネシウム合金のボディ外装といった高い基本性能に加えて、絞り優先自動露出などの多彩な露出モード、被写体に応じた画像仕上げが選べるカスタムイメージ機能なども余すことなく備えています。さらに、本体内蔵の手ぶれ補正機構“SR(Shake Reduction)”や超音波振動によるゴミ除去システム“DR II(Dust Removal II)”など、撮影をアシストする機能も従来のデジタル一眼レフシステムと同様に充実させることで、初級者の方でも安心してご使用していただける操作性を実現しています。加えて、被写体の前後のボケ量を自動的に調整して撮影できる“ボケコントロール”や、クロスプロセスに代表される独創的な画像が楽しめる“スマートエフェクト”など、ユーザーに個性的な作品づくりを楽しんでいただける、最新のデジタル画像処理機能も豊富に備えています。

当社では従来のKマウントおよび中判デジタルの645マウントに、今回の「PENTAX Q」で新採用したQマウントを加えた3種類のラインアップをご用意することで、デジタル一眼カメラの使い方やその可能性をさらに拡大してまいります。

※:2011年6月15日現在、レンズ交換が可能なデジタルカメラにおいて(当社調べ)

まぁ、その他のスペックはリンク先を見てもらった方が早いと思うので、引っ張ってはこない。

でも、それだけだったら企業間で火花散る「開発競争」の土俵に新たに上がってきた、正体不明な不気味なヤツ、なんてイメージしかなかった。だけど、以下のリンク先を見たら驚いた。だって、交換レンズが4ケタ円からってあるってんだから。

カメラ全般,トイカメラ
ちっちゃかわゆい小型ミラーレス「PENTAX Q」にドキる


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今年ぶんの世界最小という称号は彼でキマるかもしれません。

ペンタックスから超をつけてもいいぐらいの小型一眼ミラーレス「PENTAX Q」が発表されました。「ポケットに入れられるほど小さい」のがポイント。その代わりCMOSのサイズは1/2.3インチ約1240万画素。

なあんだ。と思ってしまうかもしれません。裏面照射型ではありますがコンデジサイズじゃあなあ。ええ、僕も最初はそう感じました。でも交換レンズのお値段を見て気持ちのベクトルが真逆に。だってですよ、160度魚眼レンズ「PENTAX-03 FISH EYE」が8800円、スナップによしな35mmの「PENTAX-04 TOY LENS WIDE」と100mmの望遠単焦点レンズ「PENTAX-05 TOY LENS TELE PHOTO」が5380円(フジヤカメラ調べ)なんですよ!?

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お値段的にシンプルな構造で、写りもシャープではないと予想できますが、この値段で単焦点レンズを使い分けて遊べるデジカメなんていままでなかったですもの。まさに21世紀のオート110。萌えるし燃えるわー。

なおボディにはマグネシウム合金が使われており、高い質感が持たされています。K-5や645D譲りのゴミ除去システムや、ISO6400まで可能な性能もGOOD。「凄いトイデジが欲しい!」と思う僕のような層のハートにはぐっさし刺さるアイテムになるでしょうね!


ポケットに入れて持ち歩けるデジタル一眼カメラ「PENTAX Q」新発売[ペンタックス]
フジヤカメラ[Twitter]

(武者良太)

画素数1240万だから、1996年発売のオリンパス CAMEDIA C-800Lの画素数、たったの81万画素から比べたら雲泥の差だ。それにつけても、たった15年前のデジカメ、CAMEDIA C-800L の価格設定が128,000円で、2年前に通販で買った、コンパクトデジカメと謳うのが詐欺に等しい一眼レフもどきの CANON PowerShot SX1 IS が 45,746円、それで1000万画素。

さて、この PENTAX の価格設定やいかに?
そういえば引用元の文章にもあるように、PENTAX ってメーカーは過去に、ポケットカメラ用カートリッジ式の110版フィルムを用いた一眼レフ、その名も PENTAX AUTO110 なんてカメラを出していたが、まさか・・・、オリンパスのデジカメ版 PEN に触発されて PENTAX Q を出したんじゃあんめぇな? 流石にそれは考え過ぎか。

で、カメラ本体とレンズ込みでも比較的安価だったら、手を出すかもしれないなぁ。オープン価格ってのがちょっとイヤらしいんだけど ね。

2011.06.23

こうなるんじゃないかと思っていたけど・・・

昼休みに学校のパソコンで見つけたニュース。

そうなることは分かり切ったことだったと思う。
我がアジトでも地デジ対応のためにヨドバシカメラの店員さんと打ち合わせた結果、20年以上お世話になったナショナルの14型ブラウン管テレビを1,785円で引き取ってもらった。その後のことは分からないが、多分、ちゃんとしたルールにのっとり、ちゃんと処分、あるいはリユース、リサイクルされる、んじゃないかな?

多分それがベストなやり方だと思う。でもって、パソコンの師匠から押し付けられたDVDレコーダーはハードオフに売却。価500円也。

でもこれから「」には、昭和の香りが漂う冷蔵庫も処分しなければならないが、やっぱりこれも、新たな冷蔵庫を買う所に引き取ってもらうしかない、のかな?

でもさ、やっぱり自分の所で長年使った物には、程度の差こそあれ「情け」が移らないか? だったら正当なやり方で処分してもらおうや。

例えば、パソコン廃棄・家電・不用品リサイクル 全国無料処分! 連絡不要! 送るだけ! なんて謳っているパソコンファームに託すのも正当な方法の一つ、なんじゃないか? 流石に送料着払いって訳にはいかないけど。それと、冷蔵庫は特定の物だけしか処分できない(しない?)らしいけど。

でも、このパソコンファームは都市鉱山の一つの在り方だと思うな。それに、ブラウン管も検査、修理されてまた使われるそうだし、製造されていない現在は逆に需要が伸びつつある、なんてことも書いてあるぞ。これじゃホントに良いことづくめじゃないか。こういったところに目を付けて、事業として成り立たせるにはかなりの苦労があったことと思う。でも、ホント、凄いや。

逆に凄いのは↓の記事。

地デジ化直前でアナログテレビの不法投棄続出 最多は大阪府


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 昼間でも薄暗い雑木林を抜けると、眼前に古いテレビのバリケードが現われた。1970年代に開発された三重県下の造成地。積み重なったテレビからは赤褐色に変色した雨水が滴り落ちる。さらに山林を進むと、道の両脇にはおびただしい数のブラウン菅が転がり、破片が記者の足に噛みついてくる。

 7月24日に地デジ完全移行が行なわれれば、アナログテレビは無用の長物と化す。不法投棄が全国で最も多いのは大阪府だ。大阪市環境局事業部によれば、「2008年度1857台、2009年度2406台、2010年度2915台と不法投棄数は年間2~3割のペースで増えている」という。

 ブラウン管テレビの不法投棄は環境に深刻な影響を及ぼす。背面で使われる「ファンネルガラス」には人体に有害な鉛が含まれており、適切な処理をしないまま野ざらしにすれば、雨水に混じって流出し、土壌や地下水を汚染する。

 いかにもドキュメンタリー番組が取り上げそうな社会問題だが、報じられることはない。地デジ化はテレビ局にとって大きな旨味のある事業だからだ。

 造成地近くに住む男性が頭を抱える。

「看板を立てて警告しても何の効果もない。特に今年に入ってからはテレビを捨てていくトラックがひっきりなしだ」

「墓場」に積まれたブラウン管は、地デジ強行の大罪を鮮明に映し出している。

撮影■杉原照夫(WEST)

※週刊ポスト2011年7月1日号

やっぱり、長くお世話になった物には礼を尽くそうよ。
それが八百万の神の住む国の人間のやり方なんじゃないのか、なんてことも思うんだよなぁ。

2011.06.22

せいれい

職業訓練の授業の中に「ビジネス文書作成」なんてのがある。

履歴書を送った先から返される、読む度にむかっ腹が立つ、ああいう文書のおヤクソクをおベンキョしている訳だ。

その中で頻繁に出てくる文字が「精励」だ。読みは「せいれい」。
だけど私は過去に3回同じ問題が出されても、読み方を「しょうれい」と書いてしまった。結果は当然のごとくX。

いや分かるんだ。そのまま読めばいいだけなんだ。
だけど、その文字を見た時に何故か頭の中に さだまさし さんの顔が浮かび、脳内さだが「去年のあなたの思い出が テープレコーダーからこぼれています」と歌い始めるんだよ、「精霊流し(しょうろうながし)」を。

精励 → せいれい → 精霊流し → しょうろうながし。


な?


2011.06.21

自給自足?

江戸時代の日本は、全てにおいて自給自足の循環型社会だったと聞く。もっとも簡単な例を挙げるなら、厠に溜まった糞尿を回収する業者(?)がいて、それを農村部に持って行って売ったとか、何かと交換したとか。例を挙げたらもっとあるかもしれないけど、とりあえず私が知っているのはそれだけ~。

そして、当地札幌で聴けるラジオでは「ガスマイホーム発電」なんてCMを打ったりしている。3月にあった甚大な被害をもたらした震災で、寡占状態の電力会社の在り方に愛想が尽きた、なんて人もいるかもしれない。天然ガスがクリーンかどうかは知らない。が、面白い試みだとは思う。

まぁ考え方としては、自動車のエンジンで発電機を回し~の、その排熱を使って暖房を入れ~の、なんて感じかな? そのシステムのどこかにスターリングエンジンみたいなものを組み込めたら面白いかな~、なんて無責任に考えてみたり。

なんて考えながらインターネットの海を浮遊していたら、あーら、なかなか面白そうな仕掛けを考える人がいるもんだなぁ、なんて記事を発見するに至った。

【すごいぞ!ニッポンのキーテク】
節電の夏〝秘密兵器〟は地中熱 冷暖房熱源に利用


2011.6.18 12:00

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 年間を通して温度がほぼ一定で、外気に比べ夏は冷たく、冬は暖かい地中熱。その熱を活用した空調システムが相次いで開発され、普及の兆しをみせている。原発事故による電力供給不足が深刻化する中、「節電の夏」を乗り越える秘密兵器としても脚光を浴びている。

 地中熱は1年を通じて15度前後と安定していることが特長。夏は冷たく、冬は暖かい井戸水は地中熱の作用によるものだ。この地中熱を熱源として、冷暖房に利用する空調システムの開発が本格化している。

 JFEエンジニアリングは川崎市の公共施設に地中熱空調システムを導入している。同システムは地中に埋め込んだ中空の鋼管杭を通じて、地中熱をヒートポンプで取り込み、空調用熱源として活用するもので、冷房時には35~40%の消費電力削減となる。従来のエアコンは外気を活用しているため、季節によって温度差があるが、地中熱は温度が一定で、その温度のまま熱源として活用できることから、省エネ効果も高い。

 また、従来のエアコンは廃熱を屋外に放出するが、同システムは地層や地下水に放熱し、大都市部などで局所的に温度が上がるヒートアイランド現象を和らげることもできる。JFEエンジでは、冬場は暖房用熱源としての活用のほか、融雪システムなどへの応用も検討している。

 地中熱を取り込む際に使われる「つばさ杭」と呼ぶ鋼管杭はJFEスチールが開発したもので、回転させながら地面に貫入。廃土が発生しないこともセールスポイントだ。

 地中熱活用をめぐっては、鹿島や大林組など大手ゼネコンも本格参入を目指している。

 個人住宅用で地中熱システムを導入するケースも増えてきた。石油暖房機大手のコロナは、戸建て住宅を対象にした温水暖房システムに参入する。地下100メートルにパイプを埋設し、熱媒体を通じて得た熱をヒートポンプで温水とし、室内暖房に活用する。外気温が低すぎて、ヒートポンプを使うことができなかった寒冷地での導入を目指す。

 空調システム開発販売のジオパワーシステム(山口県美祢市)は、独自の住宅用地中熱空調システムを販売している。取り込んだ外気を地下5メートルに引き込み、地中熱で温度を一定にしたうえで、空調用熱源として使う。床下に石を敷き詰めることで蓄熱効果を高めているのも特長だ。同社は全国の工務店と提携し、導入を促進させている。

 住生活グループ傘下のLIXIL(リクシル)住宅研究所は、地中熱活用住宅の販売を進めている。同社は4月、地中熱をエアコンとして利用し、ソーラーパネルで発電することができる「究極の省エネ住宅」を発表した。

 参入が相次ぐ地中熱空調システムだが、知名度はまだ低いのが現状だ。米国など海外では年間十万カ所を超える導入例があるが、日本では高額な掘削費用を理由に導入は伸び悩んでいる。

 ただ、東日本大震災を機に、電力不足への懸念から「省エネへの関心はこれまでになく高い」(業界関係者)。「ソーラーの次には地中熱が注目される」との見方もあり、各社とも取り組みを強めている。(川上朝栄)

どこか似たようなシステムを持った企業が夕張にあったなぁと検索してみたら、これは社屋内、工場内の換気をするだけであって、地中の温度を持ってくるなんてこととはまた別の話、なんだな。ちっ、残念。


でも、「地中の熱源」を使って冬期間の道路の凍結を防ぐ、なんて話なら以前テレビで見たなぁ。
地上が寒くても地下水の温度はほぼ一定だから「ちょっと借りて」ロードヒーティングみたいにアスファルトの下(中?)にその地下水を通すパイプを張り巡らせてその中を地下水を流し、役目が終わったら「また地下に返す」と。それは新潟の企業だったかな?「頼むからちょっと施工させてくれ」と役所に頼み込んで、なんとか工事しても、雪が降った時にちゃんとその雪が解けてくれるか気に掛かると。で、雪が降ったので見に行ったら、施工した場所には積雪はなかったと。その他の場所には雪が積もっていたのも関わらず、だ。


資源が乏しい我が国だけに、既存エネルギーへの依存度を少しずつでも減らしていかないとイカンでしょー。引用した地中の熱をエネルギーにするシステムの他、四方を海で囲まれているのをいいことに「風力」「潮力」「波力」を使った発電船を作ってしまうとか。

メタンハイドレート、なんてのも可能性としてはあるかもしれないが、技術的にはもうちょっと時間がかかりそうなイメージがあるしな。


いずれにしても、それらのエネルギーを個人で作れるようになるなら面白いね。
ただ、風力発電の風車の設置で、やれ電磁波がどうだとか、風切り音がどうだとか、作動音がどうだとか、と色んないちゃもんを付けてくる人間もいるから一筋縄ではいかないのが難点と言えば難点か・・・。

あとは、そういうエネルギーの確保を楽しんでできるような雰囲気になってくれたら嬉しいな。過去にテクノのカリスマ、平沢進さんが日本全国のファンに向けて「自分達で発電、充電した電池を持ってきたら、それを電源としてライブをやる」なんて事をやったそうだけど、試みとしては数歩ばかり先を行っていた、かな?

その平沢さんだって、シゴトのために夜型人間から朝型人間に切り替えて、太陽光発電 ~ 充電でパソコンを起動させて音楽を作ったそうだから、可能性としては十分にあり得そうだなとは思う。


だけど思った・・・。地中熱を取り出すためにパイプを深く刺し込むんだろ? でっかい地震が来て地表面と地中との間にズレが生じたら、そのシステムはどうなるんだ? ずれても折れないパイプならまだしも、地下100メートルまでパイプを刺すんでしょ? パイプにある程度の固さがないと難しいような気もするなぁ。

そんな疑問も持ちながらも、エネルギーの自給率が高くなればもっと面白い世界になるような気が、する。

2011.06.20

This is a PEN!

私が生まれる以前から、ウチにはカメラがあった。それが OLYMPUS の PEN だ。セルフタイマーも付いていたし、露出計が表示する数字に合わせて、レンズの露出を決める、なんて特徴があったから、タイプは多分、FT だな。

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じぃちゃんも確かカメラを持っていたが、ずっと壁のフックにストラップを引っ掛けてぶら下げたままで、稼働させているのを見た事がないなぁ。


父は、私や弟の成長記録や、何かしらのイベント事がある度にそいつを取り出し、かしゃりかしゃり、とシャッターを切っていたっけ。覚えているのは私が無茶苦茶機嫌が悪い時に暴れていて、そんなに暴れていると写真撮るぞ、なんて脅し的(?)な事を言われて、それで私も「できるもんならやってみろ」なんて事を言ったような気がする。そうしたらホントにシャッターを切ってやんの。後日上がってきた写真を見た時は、カメラに向かって思いっきりガン飛ばして怒っている私の顔がドアップが、あった。

それからしばらく時が過ぎ、父が新しくカメラを買った。メーカーはやっぱりオリンパスで、機種はオリンパスのベストセラー機、OM10 のブラックボディで、カメラの背面には写真(フィルム)に日付を映しこむクォーツデート付きだった。

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でも、私が大きくなるにつれて OM10 の出番も減っていったような気がする。

その代わり、PEN は私が使わせてもらえるようになった。高校の修学旅行にも PEN を持って行き、色んな所でシャッターを切りまくった。通っていた高校の最寄りの苫小牧駅から函館までは臨時列車を出してもらったのだが、その区間内でフィルム一本使い切っちゃったもの。24枚撮りフィルムだけど、カメラがハーフサイズだとその倍、写真が撮れる訳だ。よくぞそれだけ撮ったものだと私自身でも呆れてしまうほどではあったが、フィルムを巻き過ぎた挙句、カメラの中から「ぶちっ」と音がして、そのフィルムは結局オシャカとなった。だから、修学旅行での私が撮った写真は、青函連絡船上以降の物ばかり。あ~勿体ない事した。

その PEN も私の不注意で壊してしまい、父が施した修理の結果、一応写真だけは撮れるようにはなったが露出計が壊れ、フィルムも数度に分けて巻き上げレバーを動かさないとシャッターチャージできなくなってしまった。

その後しばらくはおおよその勘で露出を決めていたが、そのうちに PEN の出番も少なくなり、最後には実家の物置き保管となってしまった。でも、そんな私はやっぱり「おもちゃ」がないとつまらないってんで、カメラ雑誌の個人売買欄に載っていた、故障していた OM40 PROGRAM を買い、そいつを修理して標準の50ミリレンズも買い、色んな所でシャッターを切りまくったのだが、それも専門学校を卒業して土建屋に就職してしばらくの間だけだった。

それでもたまにはフィルムを入れず巻き上げからシャッターを切る、なんて空写しはやっていたが、とうとうやってはいけない事、すなわち、電池を入れずにフィルムを巻き上げてシャッターを切る、なんて事をやらかしてしまった。電池を入れてバッテリーチェックをすれば復帰するかも、なんて思ったが復帰せず、とうとう同じ型のカメラ、OM40 PROGRAM とズームレンズのセットをヤフオクで落札するに至った。

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そのほぼ1年後に CANON のコンパクトデジカメと謳うのが詐欺に等しいと感じる、というか、デジタル一眼レフもどきの PowerShot SX1 IS を手に入れ、現在に至ると。

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2011.06.19

円山公園で乗り替えて

以前「フォトグラムとは何ぞや」でお世話になった CAIアートスクール の方からメールをいただいた。それは、CAIアートスクール を卒業した方が GRLLERY門馬ANNEX で個展を開くから観に来ないか、なんて感じの内容だった。

その個展は次の通り。
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小林由佳写真展
「それはみずのようなもの。」Kc350005_5

2011.6.17(金)~6.26(日)まで
11:00~19:00まで(作家、常時在廊)

人と人との繋がりを感じたい。自分が生きている確証がほしいそん
な思いから、
自分も相手を撮り、相手にも自分自身を撮ってもらうこと(撮りあ
いっこ)を数年前から始めました。
その行為自体から、一枚の写真に写し出された相手の内面と自分自
身の内面を見つめることで、
自分が生きるコトと相手が生きるコトの確認作業になっています。
今回は、大事な人とのフィルム2本のキロクです。
この撮りあいっこという行為は、これからも継続されていく行為であり、
どうか今回の展で出会うみなさんと生きるコトの確認をさせてください。


空から水滴が落ちてきそうな微妙な天気の中、最寄りの地下鉄駅まで歩き、電車に乗って、東西線円山公園駅に降りた。乗り越し精算と、乗り継ぎのための手続きが必要だったのだが、定期券を更新する時に IC カードに切り替えてしまったから、改札機の手前にある精算機では清算できなかった。結局、精算機の呼び出しボタンで駅員さんと話した上で自動改札機をスルーし、事務室で乗り越し精算と、バスへの乗り継ぎ清算をしてもらった。その結果、バスの乗り継ぎ清算用の切符を渡された。へー、地下鉄からバスへの乗り継ぎは320円で済むんだ。定期券での乗り越し精算+バスの料金とじゃ、やっぱりちょっと差額はあるもんね。

次は国鉄JR北海道バスのロープウェイ線(円11/円10)に乗って、降りるバス停は旭ヶ丘高校前。
札幌市民であっても、大通りから西側、特に円山公園や旭山辺りは全くと言っていいほど知らない。いや、専門学校時代は西区に住んでいたけど、遊ぶとなれば大通りか琴似が関の山だったから・・・。なので、車窓の景色も新鮮に感じる事ができた。言葉を失ったのは、赤い鳥居がトンネルのように続いている場所があった事。今度天気の良い時に同じルートで交通機関を乗り継ぎ、その辺りをぶらついて撮ってみようかと思った。何か他にも琴線に響くものがあるかもしれないし。

で、バスを降りたらそこから歩いて2分ということだったし、赤い看板があるということだったので、大雑把な地図も描かずにそのバス停で降り、そして歩いた。

・・・・・・???、何かが違う気がする。人に聞こうにも、歩いている人もほとんどいない閑静な高級住宅街だし、やっと一人、庭いじりをしているおっさんがいたんで聞いてみたら、最近こっちに来たばかりでよく分からんという・・・。電話ボックスで104をプッシュして目的地の GRLLERY門馬ANNEX の電話番号を調べ、調べた電話番号に電話を掛けて詳しい道案内をしてもらおうかと思ったのだが、電話ボックスすら見つからねぇときたもんだ。あー、そういえば、自分が方向音痴であることもすっかりころっと忘れていたわ。

頼みのケータイはバッテリーの持ちが悪くなってきており、三つあるパワーゲージの左の一つしか灯っていない始末。これで電話を掛けたら通話途中に切れちまう。

とりあえず歩いてみて、次のバス停に来たところでUターン。と、これがアタリだった。降りたバス停のちょーっと向こう側に赤い看板らしきものが、木の葉に隠れるように立っているのが見えた。


正解(゚∀゚)。


まぁでも、迷子になって感じた事は、この界隈は閑静な高級住宅街であると同時に、アートに関心を持つ人も結構いるんだなぁ、って事。窯のアトリエみたいな看板を掲げている民家もあったもんな。


どこがそのギャラリーなのか、詳しくチェックしてみる。
二階に上がるコンクリート打ちっぱなしの階段があって、その先のドアにはセコムのシールが貼ってある。ここはギャラリーじゃないな。ん? ガラス製の扉、ここかな? おっと、天井低いなぁ、とちょっと体を折り曲げて恐る恐るその中に入ってみる。

おお、壁面にはモノクロ写真が沢山貼られている。と、その時に壁の一部がドアとなっていたらしく、そこから女性が現れた。

「こんにちは。小林さんでいらっしゃいますか? えーと、CAIアートスクールの方からメールを頂いて、どんな感じなのかなぁ、と思って・・・」
「ありがとうございます(^^)。」
「モノクロのフィルムでの写真がメインなんですか?」
「私、デジタルはダメなんですよ~。あと、鉄塔なんかにも興味がありますねー」
「テレビ塔? スカイツリー?」
「変電所みたいな感じ、ですかねぇ」
「新川に大きな変電所がありますね」
「私も金網越しに狙った事ありますよ」
「じゃ、工場なんかの夜景とかはいかがでしょ? なんか、そういうのに萌えている女子が増えているとかいないとか、写真集もあったりするとかしないとか」

ううっ、でもそこから会話が続かない。
けど、小林さんが、ホントに表現したい人だという事はその雰囲気から良く分かった。

その少し後に小林さんが「先生」と呼んでいた方がいらっしゃって、それでようやく3人での「言葉のキャッチボール」ができるようになった。だけど、そうしている内に「先生」はお帰りになり、そしてやっと「撮りあいっこ」をする事ができた。小林さんルールでは、カメラをお互いに渡しながら、縦位置3枚、撮り合うという。使ったカメラはキヤノンのEOS 7で、それを構えてしゃがんでローアングルで小林さんに迫ってみたり、真正面からぶつかってみたり、顔のどアップも撮ったりした。さて、小林さんは私をどういう感じで撮ってくれたんだろう? 写真ができたらお送りしますよ、なんて言って下さったので、それを見るのが楽しみでもあり、怖くもあり。

でも、てっきり2台のカメラでお互いを撃ち合う感じでのセッションを考えていたので、私もそれなりの武装をしていったのだ。まずは前日にヨドバシカメラで、一般的なカラーネガ現像に対応したモノクロフィルム、Kodak Professional BW400CN なんてのを二つ買い、とある安くプリントできる店が横流ししているのか、ちょと胡散臭い(笑)富士フィルムの「(業)記録用カラーフィルム ISO 100 24枚撮り」も二つ買い、オリンパスちゃんこと OLYMPUS OM40 PROGRAM と一緒にカメラバッグの中に入っていた、もう箱もクシャクシャで使用期限が2008年11月と記されている100円ショップ、ダイソー印の Kodak GOLD 200 の24枚撮りフィルムを用意し、武器は前出の OLYMPUS OM40 PROGRAM と、コンパクトデジカメと謳うのが詐欺に等しいと感じる、というか、デジタル一眼レフもどきの CANON PowerShot SX1 IS、あ、画像がないな。カタログ落ちしちゃったかな? ならこっち。それと、数年前にフリーマーケットで100円で買った、謎の台湾製カメラ GT-306 を持ち込んだのだが、使う機会がなく撤退と相成った。


ともあれ、日常にあるものをきれいなモノクロ写真で見ると、それがとても新鮮なんだな。で、そういう写真を見た後で周囲を見渡してみると、被写体という物が無限に存在する事が分かる。でも、構えちゃうとダメなんだなー、私の場合。しばらくは下校の時にでも気が付いたものをケータイのカメラで撮る、ってのから始めようか。


という訳で冷蔵庫に5個もフィルムがあるという事態に陥ってしまった。どうしよう。
いや、それにしても、ダイソー印のコダックは不覚だった。

2011.06.18

かける言葉もない

私は国鉄(現JR)職員の子として育った。だから、少なくとも「」の血は受け継がれていると思う。だから、鉄道は嫌いにはなれない。

だけど、これはあんまりじゃないか。6月11日アップ分でも、基本的にはJR北海道を信用、信頼の姿勢を取っているつもりだ。それなのにまたかよと。

ここは辺鄙な地のブログだ。だけど、一応世界には繋がっている。日本語が普通の日本人より達者で、北海道に強い関心を示してくれている外国の方もいるかもしれない。もしそんな方がこれらのJR北海道の不祥事を伝える報道を見てどう思う? 人間だからそういうこともあるかもしれないね~ハハハ、と考えるか、北海道を旅行するときの交通手段として、JRを除外しようと考えるか。

スーパー北斗 車掌が車掌室内で居眠り(06/17 06:50)


 JR北海道は16日、特急列車「スーパー北斗」の走行中に男性車掌(29)が居眠りしていたことが分かったと発表した。

 同社によると、車掌は札幌車掌所の所属。車掌が乗務中にうとうとしている写真が16日に同社に送られてきた。写真は封書で送られ、送り主は匿名だった。写真には車掌が車掌室内で座ったままうなだれている姿が写っていた。その後、この車掌に聴取したところ、居眠りを認めた。

 車掌は「今年4月か、それ以前に乗務した際、車掌室内の座席でうとうとしていた」と認めたという。同社は乗務日時の特定を進めている。同社では、恵庭市内のJR千歳線で8日に札幌発新千歳空港行き快速エアポート76号を走行中、男性運転士が運転席で居眠りをしていたことが、10日に判明したばかりだった。同社は「乗務員の休養管理など引き続き指導に努めたい」と話している。

なんだったらまた、関連する報道も含めて、見つけたもの全て貼りつけるか?

高橋知事、JR社長に「遺憾」 トラブル頻発安全策徹底求める(06/17 16:30)

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 JR北海道の中島尚俊社長は17日、道庁で高橋はるみ知事と会い、5月27日の石勝線の特急列車脱線炎上事故とその後の信号トラブルなどについて「多くの方にご心配をおかけし、心からおわびする」と陳謝した。中島社長が一連の事故を道に報告するのは初めて。知事は「不適切な対応は大変遺憾」と述べ、安全対策を徹底するよう文書で要請した。
<北海道新聞6月17日夕刊掲載>

上のも下のも北海道新聞のサイトから。

JR北海道の中島社長「現時点では辞任考えてない」(06/17 17:00)


 JR北海道の中島尚俊社長は17日、特急の脱線炎上事故などのトラブルについて道庁で高橋はるみ知事に経過を報告後、報道陣が責任をとって辞任する考えがないか質問したのに対し「現時点では考えていない」と答えた。

次は朝日新聞から。

特急「スーパー北斗」車掌も居眠り JR北海道


 JR北海道は16日、特急「スーパー北斗」の男性車掌(29)が乗務中に居眠りしていたと発表した。この日、同社に差出人不明の封書が届き、同封されていた写真に、車掌室のいすで車掌がうなだれる様子が写っていた。車掌は「4月かそれ以前の乗務でうとうとしたことがある」と認めた。

 同社では、8日にも千歳線の快速列車の男性運転士(26)が運転中に居眠りしていた。この時は、乗客が居眠りする運転士を携帯電話で撮影し、明らかになった。

続いて日本経済新聞。

JR北海道でまた居眠り発覚 乗客が車掌撮影
2011/6/17 0:49


 JR北海道は16日、特急列車の男性車掌(29)が走行中に車掌室内で居眠りをしていたと発表した。同日、同社に乗客が撮影したとみられる写真が送付され発覚した。

 JR北海道では千歳線でも、快速列車の運転士が走行中に居眠りをしていたことが、乗客が撮影した動画をきっかけに判明したばかり。

 同社によると、写真は4種類で、目をつぶり下を向いている姿が写っていた。本人に確認すると、4月ごろに車掌室内の座席で「うとうとしていた」と居眠りを認めた。

 写真などから、列車は札幌―函館を走るスーパー北斗とみられるが、特定できていない。写真には「5月30日」と日付の記載があったが、乗務日ではなかったという。

 同社は「お客さまの信頼を裏切る事象。申し訳ない」としている。〔共同〕

毎日新聞。

鉄道トラブル:今度は車掌の居眠り発覚 写真郵送され--JR北海道


 JR北海道は16日、20代の男性車掌が乗車勤務中に居眠りをしていたと発表した。車掌室で居眠りする様子の写真が同日、札幌市の本社に郵送され、写っている本人に確認したところ認めたという。

 同社によると、乗車していた車両は札幌-函館間を走る特急列車「スーパー北斗」。日時は不明だが、車掌は「4月以前の乗車時にうとうとしたことがある」と話しているという。

 同社では今月10日、男性運転士が居眠りしているのをビデオ撮影され居眠り運転が発覚している。【伊藤直孝】

郵送写真でばれた居眠り、今度は車掌


 JR北海道は16日、同社の男性車掌(29)が乗務中に居眠りをしていたと発表した。


 同社に同日郵送された写真で発覚した。JR北海道では10日には快速列車の運転士の居眠り運転が発覚している。

 同社によると、送られた写真は4枚で、いずれも車掌が車掌室に座り、うなだれている様子が写っていた。

 乗車していたのは、札幌―函館間を走る特急「スーパー北斗」で、車掌も居眠りを認めているという。車掌歴は6年11か月で、同社は「添乗指導と休養管理の指導に努める」としている。

(2011年6月17日10時52分 読売新聞)


そんなニュースがあったと知ったのは、学校の昼休みにパソコンを立ち上げ、インターネットに繋いだら真っ先に開いた Yahoo のページにそんな記事があったから。その瞬間、正直げんなりした。

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2011.06.12

最近気を付けている事

今までは、基本「クルマ移動」だったんだけど、職業訓練を受ける3ヶ月間は公共の交通機関と徒歩移動にシフトした。

そこで、通学を含めて最近気を付けている事を改めて書いてみる。


1.歩道を歩いていて向こうから自転車がやってきたら「自分はこっちに寄る」という意思表示として、寄る方向に首を軽く傾けてそっち方向へ体をずらす。それは、幼稚園時代に自転車のおばさんと「お見合い」した後に衝突した痛い経験が元になっている。

2.通学の友として新たに格安で買ったリュックサックだけど、ラッシュの電車に乗る時は完全に背負って両手がフリーの状態にするのではなく、左右どちらかの肩に背負ったら、その状態でリュックを前に持ってきて、抱き抱えるようにする。

3.まだ地下鉄の揺れを体が覚えていないため、必ず吊皮や手すりを掴む。それらを掴む事ができなかったら、ドアの上にある庇状のアルミ製と思われる出っ張りを掴む。吊革、手すり、庇状のアルミの出っ張りも掴めなかったら、・・・どうしよう?

4.エスカレーターに乗る時は、前の人が歩いて登っていたら同様にし、エスカレーターに運ばれるがままの人が前にいたら、やっぱり同様にする。ただし、ひょっとしたらこの電車に乗れんじゃね? な場合は、止まっている列から横へ抜け出して歩いて登るようにする。

5.大勢の人の流れを横切らないといけない場合は、その流れを読んでステップを踏み、ひらーりひらりとその流れを上手くかわすようにしたい。いや、まだ出来ないんだ。ぶつかりそうになってお互いに足を止め「ゴメンなさい」と口に出す事が、まだ多い。

6.学校のエレベーターを使う時には、他に乗る人がいないか確認する。他の人もいて最初にエレベーターに乗る時は、「何階ですか?」と訊ねる。また、同じ階で降りる人がいたら、その人達のためにドアを押さえておく。途中で降りるのが自分だけだったら、降りる際に「閉」ボタンを押してから降りる。

7.教室内を移動するときは、ホントにゆっくりと移動する。特に昼食時などは、自分が動く事で変な空気の流れが起き、物やプリント、ゴミ、ほこりなどが舞い上がらないようにする。教室のドアを出たら通常歩行モードへ移行。

8.毎日教室の後ろに貼り出される職安からの求人票は必ずチェック。目指したい方向がおぼろげながらも形になってきている感はあるが、企業側が求めるスキルは、この職業訓練では学べそうにない・・・。

9.とりあえず、受講生30人と先生、講師の方の顔と名前は一致させたいが、なかなか難しい。ただ、食い付けそうな話題で盛り上がっている時は、とりあえず混ぜてもらう。

10.幸か不幸か席が最前列なので、居眠り不許可。あくびも慎んだ方が良いだろう。ガムを噛むのもやめておいた方が良いだろう。

11.でも、休憩時間には必ず水分補給。麦茶だったりミネラルウォーターだったり。

12.移動速度が遅くなった分、色んな事が目に耳に入ってくる。電車を含めた物や、その中にいる人を観察するだけでも面白い。

13.若い人はエネルギーを放射しているように感じるので、そのエネルギーの一部を分けてもらい、充電させてもらうという気持ちを持っている(変態って言うな)。

2011.06.11

こらこらこらこら

数日前に書いたばっかりなのに、なんなんだこれは!!

「運転士が居眠りしている」目撃の乗客がメール JR千歳線


 恵庭市内のJR千歳線で8日午前8時すぎ、札幌発新千歳空港行き快速エアポート76号(6両編成)が走行中、男性運転士が運転席で居眠りをしていたことが10日、分かった。列車の運行自体に支障はなく、乗客や乗務員にけがはなかった。

 JR北海道などによると、運転士が居眠りしていたのは島松駅と恵庭駅の間。運転席近くにいた乗客が、居眠りをしている運転士を目撃し、同社本社(札幌)広報部あてに「運転士が居眠りをしている」という文面のメールを送信した。

 その後、運転席で居眠りをする運転士の動画も送られてきたという。

 同社が、この運転士から当時の運行状況を聴取したところ、居眠りを認めたという。列車は停車駅の通過などの問題はなく、定刻通りに運行された。

<北海道新聞6月10日夕刊掲載>

仏の顔も何とやらだけど、流石にこのニュースには呆れた。
JR北海道の悪い面が目立ってしまっている今の状態での「居眠り運転」、流石にこれは看過できない。

別ソース。これは産経ニュースから。

快速の運転士が居眠り JR北海道、乗客が通報


 2011.6.10 13:28

 北海道のJR千歳線で8日、快速の運転士が走行中に居眠りしていたことが10日、JR北海道への取材で分かった。同社によると、乗客の指摘で判明。オーバーランなど列車の運行に影響はなかった。

 列車は8日午前7時50分札幌発の新千歳空港行き「快速エアポート76号」。同日午前中に乗客から「運転士が居眠りをしている」とのメールと写真が本社に送られてきたため発覚した。運転士は居眠りを認めているという。

 JR北海道では5月末、石勝線のトンネル内で特急が脱線火災事故を起こし、今月6日にも室蘭線で特急の床下から白煙が出るなどトラブルが相次いでいる。

さらに別ソース。朝日新聞から。

JR北海道、運転士居眠り 千歳線走行中の快速


 JR北海道は、千歳線で8日に走行中の快速列車の運転士が居眠りしていたと10日明らかにした。

 同社によると、8日午前7時50分札幌発新千歳空港行きの快速列車が走行中、乗客が運転士の居眠りに気付き、メールで同社に連絡してきたため分かった。写真も送信されてきたという。同社が運転士から事情を聴いているが、駅の通過やオーバーランなどはなく、列車はほぼ定刻通りに運行されたという。

なんだったら、見つけた報道を全部貼りつけてしまおうか。

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2011.06.10

職業訓練中間総括 その1

最初は鼻歌も混じっていたような気がする。それ位お気楽モードではあった。が、ここで第一の挫折が訪れる。

ビジネス文書の授業で小学校レベルのひらがな、カタカナ、漢字の書き取りがあり、そこで検定試験に良く出る地名の書き取りなんかもやったのだが、どんなことでも復習しないとダメだね。

書けると思っていた字が書けず、書けていたと思った、たとえば前橋の「橋」の右部分は、呑むの下にブリッジがあってそこに箱が上にくっついているんだよね。でも私はその部分をずっと「禾」の下に口を書いて、そしてブリッジに箱、という感じで書いていたのだけど、そこでまずダメ出しされた。あとは、那覇市の「覇」がどうしても思い出せず減点、岐阜県がどんな漢字だったのかも頭からすっかり飛んでしまい、書いた答えが「□府県(最初の四角は空白)」と書いてまた減点。まぁそれでも90点だったから良いとしてもだ、ビジネス文書独特のお約束があったりと、結構MPを吸い取られてしまう授業ではあるな。

っつーか、応募した会社からの「残念でした手紙」が典型的な例で、回りくどく「あんたはウチにはふさわしくない、ゴメンね」な文章をよくもあんなに長く書けるもんだと感心すらしてしまったり。


次に現在の就職状況とその対策なんかの講義もあった。やっぱり北海道は厳しいと。だから、ぶっちゃけ、「ホップ・ステップ・玉砕」で行けと。あとは色んなところにアンテナを張っておいて、どんな些細な情報も漏らさないように心がけよ、とか、

1、企業はどのような人材を求めているのか=素直、誠実、即戦力
2、自分の能力を知る
3、効果的な就職活動をする=新聞取っていなかったら図書館で読め、インターネットの活用、コネの最大限の活用(年取ると、人脈による就職率が高いのだそうな)

4、履歴書で自己アピール
5、面接で自分の職業能力を売り込め

なんて感じ。何が何でも就職するんだという強い気持ちと、職業訓練でのスキルアップのアピール、何てことも仰っていたな。書類選考が通ったら、とりあえず入社はオッケー。あとはその人となりを知るために面接、何てこともノートに書いてある。

さらには、VPI職業興味検査、なんてものも受けさせられたが、去年の夏に職安で受けた職業レディネステストとまったく同じ結果になったのには自分自身驚いた。曰く、現実的領域(機械や物を対象とする具体的な仕事をするのが好き)、研究的領域(研究や調査などのような活動をすることが好き)、芸術的領域(音楽、美術、文芸など芸術的な活動をすることが好き)、職安版では、そこに自信度なんかも含まれていたけど、それはやっぱり芸術的領域は低かったなぁ。ま、絵心もないし楽器も弾けないし、致し方あるめぇ。それでも何か表現の方法は知っていたいし持っていたいね。


さらに職安版では、基礎的志向性の特徴として、

対情報志向=知識、情報、概念、データなどを取り扱うのを好む。(例:創作的な著述・音楽関係の仕事、研究、調査関係の仕事、翻訳・編集関係の仕事、計算、経理関係の仕事、文書整理・管理関係の仕事など)

対人志向=人を楽しませたり、援助したりするなど、人と直接関わっていくような活動を好む。(例:販売関係の仕事、看護・医療関係の仕事、福祉関係の仕事・教育関係の仕事、対人サービス関係の仕事など)・・・・・・、これは当たっていない気がする。くもの糸的なスケベ心から、16歳から献血を始めて、通産回数50回以上ってのは、これになるのかな? 今は服薬の関係で抜いてもらえないのが残念ではあるけれど。

対物志向=機会や道具、装置などいわゆる物を取り扱うことや外での活動を好む。(例:機械・装置運転関係の仕事、動植物関係の仕事、手工芸関係の仕事など)・・・・・・、基本は内弁慶で引きこもりだけど何か?


職業訓練版で出た結果は、現実的興味領域とあり「機械や物を対象とする具体的な仕事や活動に対する好みや関心の強さを示す尺度」となっていて、「機械や物に対する関心が強い」「対人的、社会的出来事への関心は乏しい」「機械を操作したり、物を作る能力に恵まれている」「対人接触が不得手で、それを必要とする仕事を好まない」だって。

あと2つ。研究的興味領域と出て「研究や調査などのような研究的、探索的な仕事が活動に対する好みや関心の強さを示す尺度」で、「抽象概念や論理的思考に強い関心を持つ」「合理的で几帳面であると同時に、内向的である」「物事を数理的に処理し、論理的に考え、解釈する能力に恵まれている」「知的にも、教育的にも要求水準が高い」「指導性や統率力はあまりない」「物事を1人で成し遂げることを好み、グループでの活動を好まない」「科学や芸術に対して高い価値を置く反面、社会的、経済的あるいは政治的問題に対してはあまり関心を持たない」だとさ。

あと1つ。やっぱり芸術的興味領域。「音楽、美術、文学など芸術的領域での仕事や活動に対する好みや関心の強さを示す尺度」。「音楽、美術、文学などに強い関心を示す」「独創性や想像力に恵まれている」「繊細で感受性が強い」「型にはまるのが嫌い、規則や習慣を重視せず、自分の感性や独自性を大切にする」「内向的で、自分や他者の感情に敏感なため、衝動的になりやすく、不安感が強い」そうな。

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2011.06.09

膿は出し切ろう

5月末にあった「スーパーおおぞら14号」のトンネル前での脱線と、それに伴うトンネル内での炎上、全焼事故、これはまだ記憶に新しい。当ブログでもネタにしているし、その後10日も経っていないのに、今度は「スーパー北斗2号」が伊達市付近で白煙を上げて緊急停車した。これもネタにしている。

ホントに悪い時には悪い事が続いて起こるものだ。6月8日19時50分付けの記事だから、まだ十分に新しいニュースになるだろう。要は、「スーパーおおぞら14号」の女性客室乗務員が「火が見えた」、と証言していたが、その当時は車掌は知っているだろうと思ったと話しているんだと。

特急炎上、販売員「炎見えた」の証言公表せず


 北海道占冠村のJR石勝線・第1ニニウトンネルで特急「スーパーおおぞら14号」が脱線炎上した事故で、車内販売の客室乗務員が「最後尾の車両で炎が見えた」と証言していたことが8日、分かった。


 JR北海道の中島尚俊社長が定例記者会見の席上、質問に答える形で明らかにした。同社はこれまで「運転士と車掌が炎を見ておらず、火災という認識はなかった」と説明していたが、客室乗務員の認識については公表していなかった。

 炎が見えたことを車掌や運転士に伝えなかった理由について、客室乗務員は「車掌は知っているだろうと思った」と話しているといい、同社の不十分な避難誘導体制が改めて浮き彫りにされた。

 事故当時、車内には運転士と車掌、車内販売を行う女性乗務員2人の計4人が乗務しており、女性が炎を確認していたことを同社としてはすでに5月28日に把握したが、「客室乗務員は列車の運行に直接携わっているわけではなく、あえて発表する必要はないと考えた」(広報室)としている。同社では非常時の客室乗務員の訓練を行っていなかった。中島社長は「臨機応変の対応を取れる訓練が足りなかった。現場の意見も聞き、非常時の誘導や教育訓練を見直したい」と述べた。

 加えて中島社長は、脱線炎上現場で携帯電話や無線が使えずに状況把握が遅れた反省から山間部路線の通信環境を改善すること、消防隊員の現場到着に時間がかかった反省から消防署など関係機関との連携を深めること、同社内に再発防止検討員会を設置することを明らかにした。

 同社では「スーパー北斗2号」(7両編成)のエンジン部品が破損して白煙が上がるなど、トラブルが続いている。このため、9日から札幌や釧路、函館各駅で該当車両の目視検査を実施する。

(2011年6月8日19時50分 読売新聞)


別ソース。こっちは北海道新聞。

火災発生、車掌に連絡せず JR特急脱線で客室乗務員


 占冠村のJR石勝線で発生した特急脱線火災事故でJR北海道の中島尚俊社長は8日、客室乗務員の女性が火災に気付きながら車掌に連絡していなかったことを明らかにした。女性は車掌も火災に気付いていると思い込んでいたという。

 札幌市の本社で記者会見した中島社長は「伝えていれば、もう少し早く避難ができていた。非常時の訓練指導が十分でなかった」と述べた。

 社長をトップとする再発防止検討委員会を社内に設置することも表明。中島社長は「現場の話をよく聞き、避難誘導の在り方を見直したい」と話した。

ひょっとしたら、また別の機会にまた別の証言が現れるかもしれない。まぁ、それはそれでいい。いや、悪い事実を小出しにするのはセコイと思うけど。

でも、普通じゃない状態を見ていて、それをその場の責任者に伝えないってのはどうよ? 責任者じゃなくても、同僚でもいい。「ちょっとあれヤバくね?」なんて思って「ご注進ご注進」と伝えるのが筋だと思うんだけどなぁ。

先にも書いたが、悪い事が続くことはよくある。でも、それで腐ってしまったらダメだ。
大きな悪い事が、もし次に同様な事があったら大きな悪い事になる前に手を打つことならできるだろう。

こうなったら、車両の総点検も含めて、マニュアルの見直し等も必要になってくると思う。でも、それをやるんだったら、社内の人間だけで固めたらいけないんじゃないか? 社外の人間からの忌憚のない意見をくみ上げる位の度量は欲しいね。

「スーパーおおぞら14号」と「スーパー北斗2号」に乗り合わせた人には、気の毒過ぎてかける言葉もない。が、JR北海道にとってはこのトラブルの連鎖を機と捉え、より一層の信頼を得るために、なぁなぁでやってきた部分も少なからずあると思うけど、そういったところを改善して、利用者に「やっぱりJRだべさ」と言われる位に立ち直って欲しい。

ホントに頼みますよ、


JR北海道さん。


なんか、ニュアンス的には読売新聞の方に怒りというか、悪意というか、そんな印象を受ける。新聞上での字数制限もある中での表現だから、北海道新聞の方も書きたい事もあったに違いないと思うけど、なんか、どうもニュアンスが違うんだよなぁ。上手く表現できないからこういう形にしているんだけど・・・。他の報道機関も微妙に違うニュアンスで書いているんだろうね。

2011.06.08

移動速度を遅めてみたら

移動速度を遅めてみたら
移動速度を遅めてみたら
移動速度を遅めてみたら
クルマ移動から、移動手段を「一時的に」公共の交通機関と徒歩にシフトしたら、今まで見えてなかったものが見えるようになったよ。

2011.06.07

またかよ!!

何がって、JR北海道の特急がまたトラブったってことだよ。
しかも、トラブったのが先月末にトンネル前で脱線し、トンネル内で炎上、全焼したのと同形式って言うじゃないか。

JR特急床下から煙 伊達 脱線事故車両と同型


7673_2

 【伊達】6日午前8時半ごろ、JR室蘭線の伊達市付近を走行中の札幌発函館行き特急列車「スーパー北斗2号」(7両編成、乗客130人)で、運転台のモニターにディーゼルエンジンの排ガスの高温を示す表示が出たため、列車は最寄りのJR長和(ながわ)駅で緊急停車した。運転士が先頭から3両目の3号車床下のエンジン付近から白煙が出ているのを確認。乗客は後続の列車に乗り換えた。乗客や乗務員にけがはなかった。

 JR北海道によると、運転士が白煙を確認後、列車のエンジンを止めると、白煙は収まった。同社はエンジン付近に問題があったとみて原因を調べている。

 この列車は、5月27日に上川管内占冠村のJR石勝線で脱線炎上事故を起こした特急列車「スーパーおおぞら14号」と同型の振り子型ディーゼル車「283系」。

どうしたんだよ。車両の欠陥か? 設計上での致命的なミスか?

昔だったら、本州で使われていた車両のお下がりをあてがわれて、その結果、冬が来る度に車両故障頻発、なんて話を聞いたことがある。

振り子式ディーゼル特急の開発については過去に NHK で放送され(北海道内だけ?)、それがニコニコ動画に上がっている。けど、この僻地ブログが「北海道式振り子特急の開発秘話」で更新されたからってその動画が削除されるってのは嫌だよ。


この3本の動画ではキハ281系の開発物語、となっているが、先月末に部品脱落で脱線した挙句にトンネル内で炎上、全焼し、さらに昨日(平成23(2011)年6月6日朝に)伊達市付近で白煙を上げたキハ283系は、そのキハ281系の発展形とされている。が、運用やメンテなどにカネが掛かることと、製造元の富士重工業が鉄道車両製造から手を引いたことで、現在ではキハ261系が主流、なのかな?


まぁいずれにしても、JR北海道のエンジニアたちが苦労に苦労を重ねてやっと造り上げた北海道式振り子特急の信頼が揺らいでしまった感は否めない。

でも、まだ2度しか、そう2度しかトラブっていないじゃないか。この2度のトラブルを機と捉え、走行車両の総点検などをも実施して、信頼回復に努めていって欲しい。定刻通りに駅を出発して定刻通りに終着駅に辿り着く、その積み重ねが信頼回復に繋がる、と私は思っている。

国鉄(現JR)職員の息子として育ったから表に出せないヤヴァイ話なんかも父から聞いている。だけどここは公明正大に、腹を探られても痛くないよう、徹底的に悪い部分は直し、膿は出し切って、「やっぱりJRだべさ」と言われる位になって欲しい。というか、なってくれ。

頼みますよ、


JR北海道さん。


おまけ。

2011.06.06

レア?

当地札幌もようやく暖かくなってきた昨今。それに比例するように、一昔なら頻繁に見掛けることができたクルマと、存在自体に「う〜ん」と唸ってしまう自動車を見る機会が増えた。


じゃ、クルマの方から。

くすみや錆びにまったく侵されていない、真っ白のEP71「韋駄天」スターレット。NAで十分「かっ飛び」だったのに、それにターボを着けたとなると、その速さたるや…。ただ、ブレーキはちょと弱かったかな〜、なイメージはあったな。

それを軽く(?)いじっている雰囲気をかもしだしていて、とても新鮮に感じたよ。


続いてはST185セリカGT‐FOURのRC。これも白で独特のオーラを発していた。


さらに続いてはGA60セリカXX。TWIN CAM24と誇らしげに描いてあるステッカーと、赤いボディに黒いリアハッチ、忘れてはいけないリトラクタブル・ヘッドライトの組み合わせでの直線基調のボディデザインは、今走っている自動車より、かなーりカッコ良く思えた。

プラモデルでも3台作ったもの。

じゃ自動車。

日産のROOXのHIGHWAY STAR。何か似たような別の自動車に見えるんだけど、それが何かは分からないんだよなぁ。

もう一つ。
スバルのTREZIAも何か別な自動車に見えて仕方がないんだけど…。


目の錯覚かな? それとも懐古趣味かな? 

2011.06.02

お出かけ前に

大体、通学時間、というか、パターンが決まってきた。
7時50分位にアジトを出て、途中のコンビニでおにぎり二個と麦茶とミネラルウォーターを買ってカバンに詰め、それから地下鉄の駅へ向かう。流石に朝のラッシュ、というか、なんでみんな電車を降りたら走り出すんだ? それがまだどうにも馴染めない。

さて、そんな通学時間の前、つまりは起きてメシ食って身繕いをして、なんて時間は、いつも FM NorthWave を流している。朝のラジオは交通情報や天気概況、ちょっとしたニュースの小ネタなどもあって、まぁ、目覚め直後でまだ頭が回り出していない時に覚醒するにはもってこいの番組だったりする。それが「TUCK'S MORNING RADIO」なんだ。まぁ、惜しいのはその番組を9時まできっちり聴けないってこと、かな? そしてまた、DJのタックさんの喋りと曲の選曲がとてもマッチしているように感じるんだ。最近、天気の良い日が続いていることもあって、「さて、今日もがんばるか」なんて気持ちにさせてくれる。

そんな番組で、極めて個人的なサプライズが、あった。
私はYMO教の信者なので、その曲のイントロが流れ出した途端に全身の毛穴が開いて、鳥肌が立った。流れて来たのは「TONG POO」だ。バージョンは日本盤だな? アメリカでミキシングし直されたバージョンには、女性の、なんて言えばいいのかな? 語り、かな。それが入っている。「私は東風。一緒に踊りましょ」みたいな英語の語りが。

どっちのバージョンも好きだから、というか「信者」だから(苦笑)、思いがけないタイミングで思いがけず「TONG POO」が流れた、これだけでもうアゲアゲだよ。


それでもやっぱり、地下鉄ラッシュとダッシュにはまだ慣れないんだけどね。


ああ、もう6月か。でも、天気は良いんだけど吹いてくる風はまだ冷たいなぁ。

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