いや、以前職業訓練中間総括 その1なんてネタを上げたが、それ以来「その2」「その3」を上げていなかったんだな。いやいやいやいや、参ったねこりゃ。一応その数日後には最近気を付けている事と題して職業訓練絡みのことを書いてはいるが、その後はそのことを忘れてしまったかのように、何も書いていない。
職業訓練が修了してもう少しで一週間になろうとしている。ならば忘れてしまわないうちに、一気にその3ヶ月分を総括してしまおう。
まず、順を追って習ったことから。
1.パソコン基礎。これは、ワードの授業の一環として学ばされた。これはまだ鼻くそレベル。
2.インターネット操作。これは、先生手作りのプリントが教材として使われた。これも鼻くそレベル。
3.秘書概論。これは、ある意味ビジネスマナーと被るような気がしてならないが、この授業は最初から最後までずっとあった。最後の授業では先生が職業訓練仲間に是非聞かせたいと、CDからイメージデータをUSBメモリに突っ込んで持って来られて、その際に「○○さん(私の本名)、パソコンに詳しい?」と尋ねてこられた。なので「パソコンの使用歴だけは長いです」と返答し、先生が何をしたいのかを尋ねてみたら、音楽を聞かせたいという。ならばと、先生が使うパソコンの前まで行って覗いてみたら、一応は Windows で再生できるアイコンが揃ってはいるものの、そのデータの大きさたるや 1KB 。「先生、残念ながらこのサイズでは音楽のデータである可能性は低いです。せめて MP3 に変換するか、CDをそのまま持ってくるかしないと、先生がみんなに聞かせたい音楽を聞かせることができません」。先生は気の毒な位に残念がっていた。
席が一番前であるということもあって、その先生にはなにかと絡まれる機会が多かったし、その際にお話しすることも楽しかったので、先生の残念がりようは、私にできることであれば、ホントに何とかしてあげたかった。
あ、そう言えば、その先生の授業で訓練仲間の(おそらく最年長)の男性が、先生の話が興に乗って休憩時間に入る時間をオーバーしてしまったことがあったのだが、そのことに腹を立てて教室から出ていったことがある。別にキレるほどのことでもないだろうに・・・。まぁ、あんな大人にはなりたくないなぁ、と思った瞬間ではあるな。
4.ビジネス文書。ビジネスで使う書式などのおヤクソクを叩き込まれ、その検定試験も最初に行われ、結果も最初に判明した。我ら全員合格。ちなみに先生は、黒板に書く字も大変きれいでお上手で、その素晴らしさは、20年前の学生だったころから遡っても、先生ほどきれいな字を書く先生と会った記憶がない。単に忘れているだけかもしれないが。そして、その先生に「あなたの字は読みやすいきれいな字ですよ」なんて褒められたこともある。私は、字の下手さ、汚さには自信があるのだが、それとは全く正反対の評価をして頂けたことがとても嬉しかった。
5.就職支援。これは先にリンクを貼った「職業訓練中間総括 その1」にも書いたことなので、かなり端折る。まぁ、年齢制限なんて関係ない、とにかく当たってみろ、なんて精神論が多かったような気がする。また、面接対策のロールプレイングでも、何故か、私の場合は面接にならず、アドバイスに終始した。
6.文書作成。パソコン基礎からいよいよワードを使っての授業となる。が、使うワード、エクセルもパワーポイントもバージョン2003ということに、少々失望を感じた。私のメインパソコンに入っているのはワードとエクセルだけだし、そのバージョンは2007なのだ。そのため、枕元で少し埃を被っていたノートパソコンを立ち上げる機会が増えた。OSは同じXPで、ワードもエクセルも同じく2003。これは同じ環境で復習できる、ラッキーと思った。
また、ワードの授業になってからは、10分間で何文字打てるかの、日本語ワープロ検定試験に向けた実戦練習も行われた。一応、思考の速度でタイピングできると思っていた私だが、上には上がいるもので、隣の人は私の入力スピードが上がり切るまでに、もう最高速に到達して「だだだだだ」と文章を入力している。それでもワードの授業の度にそういう入力練習をさせられたら、否応なしにも入力速度は上がる。一度なんて800文字にも届きそうになった位だし。ただ、お盆休みに入った途端、というか、私の誕生日の朝に目覚めてみれば、左腕の感覚が全くないという異常事態に襲われた。時間が経てば治ると思って楽観視していたのだが、これがどうにも治らない。試しにその状態でパソコンのキーボードと対峙してみたら、1行打つだけで左腕、左手に見えない鎖が絡みついたかのように自由が利かなくなった。その状態でも入力速度を上げようと努力してみたけど、やっぱり片手が不自由だと入力速度もガタ落ちになる。
ちょうど日本語ワープロ検定試験で、自分が2級を受けると決めた後だったので、その級のボーダーラインは、10分間に500文字入力となる。だが、どうやってもそこまで辿り着けないのだ。検定試験の前日には保険が利かない鍼灸院で鍼を打ってもらったりもしたが、気休めにもなりはしなかった。10分入力、その10分の間だけでも左手が自由に動いて欲しかった。が、無情にも3行打ったところで左腕、左手に見えない鎖が絡みつき、左手の自由を奪っていった。仕方がないので左手は親指と人差し指だけを使って、キーボードの左側3行だけを担当させるようにした。それで10分入力が499文字・・・。スペースを含めて502文字。当落線上をうろちょろしている被選挙人の気持ちってこんなもんだろうか。
続いて20分間でビジネス文書の作成という試験もあったのだが、これは何とか時間内に全て打ち、完成させることができた(つもり)。ただ、正常な状態の私だったらもっと上の級も受けることができたと先生に太鼓判を押されたが、どうしてもワードで地図を描くことができなかった。そして、その上の級ではワードで地図を描く問題もあったのだ。だから2級を受けたのだが、やっぱり左腕、左手の異常で持っている力を出し切れなかったのはやっぱり悔しい。
ちなみに、これを打っている8月28日朝現在でも、左手にしびれが残っている。が、先週8月20日土曜日に行った整形外科で測った左手の握力が8キロだったのに対し、26日金曜日に測ったときは20キロだった。
これは回復傾向にあると思っていいのだろうか。
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