わさびの匂いは火の匂い?
日本人が5年連続でイグ・ノーベル賞を受賞しているのは素直に喜んでいいのか、笑顔がひきつってしまいそうな気がしないでもない。でも、普通の人には考えられないアイディアを具現化、実現化するのは素直に凄いと思う。
[29日 ロイター] ユーモアがあり、かつ意義深い科学的研究に贈られる「イグ・ノーベル賞」の授賞式が29日に行われ、わさびのにおいを使って火災を知らせる「わさび火災警報装置」を開発した今井真滋賀医科大講師(49)、田島幸信・香りマーケティング協会理事長(57)ら日本人7人が「化学賞」を共同受賞した。わさび警報装置は、火災発生時にわさびのにおいがする気体を噴射し、眠っている人を起こす仕組みだという。
このほか、「医学賞」は尿意が意思決定に及ぼす影響を調べた米ブラウン大学などのチームに、「公衆衛生賞」は高速道路で運転するドライバーの注意力の散漫について研究したカナダ・トロント大学のジョン・センダース氏にそれぞれ贈られた。「心理学賞」は、人がため息をつく理由を解明しようとしたノルウェー・オスロ大学のKarl Halvor Teigen氏が受賞した。
授賞式は米ハーバード大学で行われ、過去のノーベル賞受賞者らが賞を授与した。日本人の受賞は5年連続だという。
私は寝たら起きたくない性質だけど、一度だけ小火で起きたことがある。
ちょうどアジトが入るおんぼろアパートの改装工事中で、その工事で使う溶接の火花が隣の部屋の何かに引火したらしいのだ。最初は、んー、なんか消防車のサイレンが近いなぁ、なんて半分寝たままで思っていた。やがてそのサイレンが我がアジトのそばまでやってきて、そして止まった。その当時の私はまだ完動していた改造無線機を枕元に置いていたので、それのスイッチを入れ消防無線を聞いてみたら、札幌消防がコールサインの中央指令が我がアジトの住所を告げ、続いて玄関ドアの外で怒声が聞こえ、その怒声も無線機から聞こえてきたのだ。
慌てて着替えて飛び出したら、銀色の装束を身にまとった消防士の方に「あんた誰、どこにいたの?」と問われ、「隣の者です。火元が隣でビックリしましたわはははは」と妙なテンションで受け答えをしたことを思い出す。そのまま準夜勤のためそのまま出勤準備に入るも、まず電気は止められているからトイレも暗い。おまけにそのトイレには気が焼けたようなきな臭さが漂っている始末。
出勤のためにまた玄関を出て、そこら辺にいた消防関係の方に「隣の者です。トイレがなんかきな臭いんですけど」なんて伝えてそのままシゴト場に向かったが、これが小火で済んでいなかったらどうしていたろう? 当時は心身ともに健康で、眠剤なんかも使ったことがなかったけど、眠剤を飲んでいる今だったら、そのまま目覚めずに逝けるのかもしれない。願わくば、その火事の火元がウチでないことを祈ろう。
でも、この「わさびの匂い噴射式火災警報機」があったら、多分寿司を食っている夢を見て、やがて強烈なわさびの匂いで異常を感知することになるんだろう。あれは鼻に抜ける独特の匂いだけに、否応なく起きなければいけなくなるだろうな。
それにしても、そういった普通の人が考え付かないことを考える人って、どんな思考回路を持っているのか、もし頭を開いてそれで納得できるのであれば、是非に見てみたいものだけど、脳みそを見ただけでその人の考えなんか分かりっこないしなぁ。
以前、筒井康隆さんの「着想の技術」なんて本を読んだけど、それによれば、やっぱり閃き、みたい。例えばオムライスを知らない料理人がいて、そこにピラフとケチャップと卵があったとしたら、そこで悩んでおぼろげな形が頭に浮かんだ後で、多分、閃くんだろうなぁ。
機会がある度に色んなクリエーターさんに「着想の技術は」なんて問うてきたけど、やっぱり日ごろの鍛錬と、そこからちょっと離れたところにある閃き、なんて感じの答えが多かったような気がする。そしてそのきっかけは何の変哲もない物であったりするとか。
私は・・・、所々ブランクが開いていたとしても、一応ブログを続けてはいる。が、それが何の役に立つのか、何かのきっかけになるのか、考えをまとめるための断片の塊になったりするのか、その辺は分からない。
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