太陽風暴風警報?
この1月24日、25日に北海道北部でオーロラが見られるかも、なんて情報が乱れ飛んだ。そして、1週間ほどの時間差、つまり1月30日にまた、オーロラのニュースを見た。1月30日のオーロラのニュースは後で貼り付ける。
24日深夜に世紀の天体ショー 日本でオーロラ観測できそう
J-CASTニュース 1月24日(火)19時22分配信
今夜、日本でもオーロラが見られるかも知れない――。東京工業大学理学研究流動機構の片岡龍峰博士によると、23日のお昼くらいからオーロラ出現への条件が高まっており、1月24日から25日にかけ、北海道の陸別町あたりでオーロラが見られる可能性が出てきたそうだ。■「大規模」「高速」「大量」の三拍子がそろった好条件
オーロラは、緯度65度から80度にかけたドーナツ状の領域に発生する確率が高い。そのため、日本で見られるのはかなり珍しいことだが、なぜ今回は可能性が出てきたのだろうか。片岡博士は、23日の日中に、3つの「条件」を確認したという。
ひとつめは、大規模な「太陽フレア(恒星の爆発現象)」が起こったこと。2つめは、大規模フレアにより、秒速2000km程度にもなる高速の「コロナ質量放出(大量のプラズマを惑星空間へ放出する現象)」が地球に向かってふき出したこと。3つめは、通常の1000倍にもなる「太陽からの放射線」が観測されたことだ。このレベルの太陽放射線嵐は2005年5月以来だという。
「大規模」「高速」「大量」という三拍子がそろっており、この上南向きの「磁場」など諸条件が整えば、日本でもオーロラが見られるほどの巨大な磁気嵐が発生する可能性が高いと、博士は話す。
23日、博士がツイッターでこのことをつぶやくと同時に情報は一気に広まり、「横浜で見れたら嬉しいけど…」「山口からも見えるかな? 北に行かないと無理ですか?」など、自分の目で見たいがどうすればいいかという問い合わせが相次ぎ、ちょっとしたお祭り騒ぎになった。
ところがその一方で、2ちゃんねるなどでは、「巨大地震が来るーーーー!」との「終末論」が上がり、どのスレッドの内容も穏やかではない。なぜ、オーロラが地震と結びついてしまったのか。
■地震とオーロラに1対1の対応関係はない
「オーロラ巨大地震の前兆説」がネットで噴出したのには理由がある。「東日本大震災」が起こった2011年3月11日は、磁気嵐のピークでオーロラ活動も激しかったのだ。
これについて博士は、「あくまで偶然」と、地震との因果関係を否定した。
「確かに3.11は磁気嵐のピークだったのですが、あれは偶然。たまたまです。あの日は弱い磁気嵐で、もっと大きい磁気嵐も起きています。磁気嵐と大地震には1対1の対応関係はありません」
「また原因不明の停電とか起きるんかね?」など、何が起こるか分からない不安をこぼす人もいるが、大半は「日本でのオーロラ観測」にかける期待は大きい。博士は、「磁気嵐がどれほどの規模にまで発達し、日本でもオーロラが確実に見られるか否かというのは、実際に磁気嵐が始まってみないと誰も分からない」としたうえで、最後にこうアドバイスする。
「北海道のできるだけ北の晴れた場所で、地上から北の空を長時間露出してダメもとで念のため徹夜の撮影をします。そう何度もあることじゃないので」
今晩の北海道陸別町の天気は「晴れ」。絶対に見られるわけではないが、「日本オーロラ」の出現を期待せずにはいられない。
実際に見られたかどうかのニュースは寡聞にして見聞きしていないが、騒ぎになっていないところをみると見ることは叶わなかったと判断するべきなんだろう。私には天文学の知識は全くと言っていいほど持ち合わせていないのだが、こういった天体ショーは好きだ。去年12月の皆既月食のときだって、アジトのアパート前にて、完全防寒体制で三脚にカメラをセットし、最大望遠で月に狙いを定めていたのだが、これからって時に厚い雲が流れてきて月を完全に覆い隠し、雲が流れてくる方角を見ても雲の切れ間がないことから、観測を諦めた。友人Sさんは石狩市厚田区の方まで出張ったことで観測することができたらしいのだが、mixi の日記で見られたこととその画像を見たときは、やっぱり悔しかったな。
で、オーロラだけど・・・、太陽風と地磁気がケンカすることで見ることができる発光現象であると認識している。そして、低緯度で見られるということは、それだけ太陽風が強まっているということであって、おそらく磁気嵐も相当なものであると想像するのだがどうだろうか。そして、その太陽風を受けてしまう地球の、その「鎧」であるところの地磁気が減少傾向にある、それどころか消滅の危機にある、なんていう情報も見聞きしたのだが、それらがすべて事実であるならば、「鎧」の装甲が薄くなったところに強力な弾丸が数えきれないくらいに撃ち込まれる、なんて情景を想像したのだが、それは杞憂で済むだろうか。
いやさ、私が長年購読している超科学雑誌 ムーの2012年1月号の総力特集が太陽フレア激増と 超新星ベテルギウス爆発が開く黙示録世界 2012年 地磁気消滅と人類滅亡の恐怖なんていう、まぁ本来なら眉に唾をつけて「へー、そういうこともあるかもねー」なんて気持ちで読み進めるんだけど、比較的新しい号の雑誌の特集がこれで、そしてその記憶が薄れないタイミングで、ほとんど連続してオーロラのニュースなんだもん。正直ビビった。大体、南極上空にオゾンホールが、なんてニュースだけでもビビるのに。オゾンホールと地磁気には直接の関係はない、んだろうけど、どちらにも共通しているのは「地球の鎧」だということくらいか。
地磁気もオゾン層も、有害な放射線や紫外線から地上に住むすべてのものを守ってくれている。その他にもバンアレン帯という放射線の帯が2層構造の「地球の鎧」となっているのだが、これも地磁気によって生み出されているとなると、ため息が出てしまう。
そんなときに太陽風がめちゃくちゃ強くなって磁気嵐にでもなったとしたら、まず送電網がやられる。電気が使えないとなると、もう「文化的」で「進歩的」な生活が一気に崩壊してしまう。人工衛星だってオシャカだろう。電気が使えなくなった上に人工衛星もパーになったら、GPSは無用の長物になってしまう。飛行機や船だって、自分の位置が分からない状態が続けば、移動すること自体が命がけになってしまう。仮に、自家発電で「ウチは大丈夫」なんて思った人がいたなら、指差して笑ってあげよう。テレビ映らない、ラジオ聞こえない、電話だって通じないだろう。それこそ、吉幾三の「俺ら東京さ行ぐだ」の世界そのものになってしまう。
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