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2013.03.28

【Digital】細野さん、ワクワク!!【Archives】昭和61(1986)年1月30日木曜日 FM北海道 22:00~ サントリー サウンド・マーケット、フレンズ・オブ・アース・イン・ニューヨーク(4)ドクター・ジョン編

ドクター・ジョンの存在は、多分この放送で初めて知ったような気がする。
最初に貼り付けた「ジェット・セット」は、FM放送でカーステレオのラジオCMのBGMで使われていて、「気持ち良い音楽だ。なんて曲だろう?」と思っていたのだが、その曲がこの放送でこのタイトルを知ることができて、とても嬉しく思ったものだった。

でも15歳の私は、正直「ジェット・セット」以外の曲はあまり関心を持つことができなかった。でも・・・、細野さんの音楽を聴いていると、その根っこの一つにニューオリンズがある、ということが「感覚的に」に分かったのは、それから結構な時間が経ってからのことだった。



こんばんは、西田珠美です。
サントリー サウンド・マーケット、細野晴臣さんのニューヨーク紀行、フレンズ・オブ・アース・イン・ニューヨーク。今夜はその4日目。昨夜のアフリカ・バンバータに続いて、今夜はドクター・ジョンにスポットを当ててお送りいたします。細野さん、今夜もどうぞよろしくお願いいたします。

はいはい。

今夜のドクター・ジョンなんですけれども、もう、細野さんが大好きなミュージシャンで。

そうなんですよ。ニューヨークと言っても彼はニューオリンズの人なんで、今回予定に入ってなかったんですけど、突然会っちゃったんですね。

突然会っちゃった? はぁ。

というのは、ロンスターカフェっていう非常にちっちゃなクラブで、ポスターが出てて、明日の夜やるから「じゃあ行こう」ということで、行っちゃったんです。そこで再会して、非常に気持ち良く会えた、なんて思ったんです。

彼のどんなところがとっても好きなんですか?

あのね、なんて言ったらいいかなぁ、非常に日本人に近い感性っていうかな、東洋っぽいっていうか・・・。
ニューオリンズってところは不思議なところで、非常に不思議な音楽とか、生活があって、なかなかアメリカの中では異色な場所でエキゾチックな感じですね。そういうところが非常に好きなんです。

分かり合えるものが・・・、

ありますね、うん。

という訳で、今夜はフレンズ・オブ・アース・イン・ニューヨーク、ドクター・ジョン編をお送りします。どうぞお楽しみに。


すごいところだな、ここは。

ここは・・・、日本みたいだね。なんかこう、落書きだらけで、このエアコンがちょっとうるさいけど、我慢してもらいたいね。うっふっふ。狭いところなんですけど。

御大に悪いけど(笑)。

これから師匠であるところの、ドクター・ジョンに会いに行きます。ぼくはもう、ファンなんですよね、はい。




今日もすごい楽しかったんだけど、ニューヨークのね・・・、非常にニューオリンズとニューヨーク見てるとどこだか分かんなくなっちゃって、粋な、スマートなサウンドなんだけど、こういう音をドクター・ジョンは望んで、ニューヨークに来たのか?

ニューオリンズの中でやるときはリズム・セクションだけだったりとか、もっとでかいバンドやったりしてるんですけど、ニューヨークのミュージシャンってすごく雰囲気が良くてやりやすい、と。で、ニューヨークでやるときはあのメンバーでやっているんです。

んー、ああー。
ニューヨークに来てどれ位ですか?

5Years.

んんー。


※ここで、番組の最後の曲紹介で「ロニー・マロンでハニー・ハニー」と聞き取った曲が流れたのだが、それらしいキーワード、似た言葉などで検索しても、該当する音楽には辿り着けなかった。どなたか詳細、正しいアーティスト名、曲名をご存知の方がいらっしゃれば、コメント欄にでもボソッと書き込んで下されば幸い(人)オネガイ。

ニューヨークってのは、ニューオリンズがどの程度、本当にみんな好きなんだろう? ニューオリンズのファンは。

やっぱり、かなり多くの人がソウル・ミュージックというか、そういう音楽にすごく惹かれているのが分かる、と。ぼくの音楽なんかもその辺から、心の中から出てくるものです。

そう思うね。世界中どこ行っても、すごい楽しさっていうのが必ずあって、お客さんがどうしても、日本でも彼が来た時にノっちゃったけど、唯一今、楽しい音楽なんじゃないかと思います、ぼくは。

昨日はアラン・トゥーサンが同じ場所でやったんですけど、そのときちょっとメンバー達、何人かは違うんですけど、でも、同じバンドで2日続けて非常に違ったタイプの音楽を見るってのは非常に珍しいんだそうです、ニューヨークでも。でも、ぼくはできるだけ、アラン・トゥーサンがニューヨークに来ているときは、一緒にギグやるようにしているんですけども、彼にとってぼくのバンドを使うってことはすごく喜ばしいことで、ぼくも彼と一緒にやれるってことはすごく嬉しいです。

ニューヨークで・・・、じゃないや、ゴメンゴメン。
レコーディングでアラン・トゥーサンと一緒に今度はやんないんですか?

実は計画があって、もう1年位計画しているんですけど、まだ契約の問題が色々あって、まぁ、時間の問題だと思いますけど。是非やりたい、と。

新しい曲で、アラン・トゥーサンとのニューオリンズ本歌(?)を聞きたいな。



前半終り。


続いて後半。

サントリー サウンド・マーケット、細野晴臣さんのニューヨーク紀行、フレンズ・オブ・アース・イン・ニューヨーク、今夜はその第4夜、ドクター・ジョンにスポットを当ててお送りしています。
YMOも、さっきドクター・ジョンも言っていたけど、ニューオリンズのビートを取り入れてたんですよ。これからも、今ぼく達新しいグループ作って非常にヒップホップなことをやろうとしてんだけど、あーもう好きでね、それでドクター・ジョンの「ジェット・セット」ってのを聞いて、「あー、おんなじことやってる」と思ったけど、ああいうことはこれから、どう、やりますか?

イエロー・マジック・オーケストラを最初にロサンゼルスで見たときに、すぐに好きになっちゃった。

あ、ホント。

その理由っていうのは、音楽的な感じですね、いいフィーリングがしてたこともあるんですけど、物凄い大きな可能性があるんじゃないかと感じたんです。

ああ、嬉しいね。

で、きっとこのフレンズ・オブ・アースで、今やっている新しいプロジェクトが、おそらく彼がそういう用意ができて、新しいことをやる用意ができてやることなんじゃないか、と期待している、と。

先生。先生。

This my Teacher.

いい発言だなぁ。

音楽は魔法のようなもので、どんなに無理してもそこから逃れることはできない。人々の間を通り抜けるものがある。

もう最高だなぁ。こういう(上手く聞き取れず。発想、かな?)はニューオリンズなんだよね。




じゃ、ホントに最後に、ライト・タイム・ロング・プレイスだっけ、あ、逆だ。えーと、ライト・プレイス・ロング・タイム(Right Place, Wrong Time)のあの曲を、ぼく達カバーしたいんだけど、許可してくれますか?

もし、他の曲でもよかったら使ってください。

あー、ホントに。ありがとうございます。



サントリー サウンド・マーケット、フレンズ・オブ・アース・イン・ニューヨーク、今夜はその第4回、ドクター・ジョン編をお送りしました。細野さん、どうもありがとうございました。

ああ、どうも。あっははは。

久しぶりの再会で、もう嬉しくて。

そうなんです。今回のニューヨークの中で一番救われたというか、ホッとしましたね。

彼と会っているときってのはどんな感じなんですか?

んー、説明し難いですね。あのー、非常にあったかい気持ちになれる、っていうのかな。で、普通、社交辞令で握手したりするでしょ? そうじゃなくて、本当にこう、うーん、なんて言うんだろう、握手したくなるっていうのかな、お互いに。なんか近寄ってって、ロシア式(笑)の挨拶したりね。

それはとっても心があったか~くなる・・・、

そうです。

一夜でしたね。

ええ。

さて、明日は最終日なんですけれども、明日もどうぞよろしくお願いいたします。

はい、よろしく、こちらこそ。

今夜お送りしました曲は、ドクター・ジョンでジェット・セット、ロニー・マロンでハニー・ハニー、ザ・バンドでライフ・イズ・ア・カーニバル、ドクター・ジョンでアイコ・アイコ、メス・アラウンド、YMOで、アブソリュート・エゴ・ダンス、ドクター・ジョンでタンゴ・パレス、ライト・プレイス・ロング・タイム、以上でした。明日の夜はフレンズ・オブ・アース・イン・ニューヨーク最終日、ローリー・アンダーソンにスポットを当ててお送りいたします。ご案内は西田珠美、この番組は、サントリーがお送りいたしました。

それにしても・・・、ニューオリンズのドクター・ジョンとの対談、インタビューの合間に、私の音楽の核であるYMOの「アブソリュート・エゴ・ダンス」が流れてくるとは思わなんだ。この曲は沖縄ディスコ、と思っていたのに、ニューオリンズの要素も含まれていたのかな?

ま、手持ちの音源で聴くのと、ラジオで聞くのとでは印象が違ってきて、新鮮に思えた初めての体験だったかもしれない。何せ、ラジオで聞くYMOってのは、大ヒット曲の「ライディーン」や「テクノポリス」、「君に、胸キュン。」「以心電信」が関の山だっただけに、その他の曲が流れてくるのはエアチェックしていても、やっぱりドキドキしたもんなぁ。


ポチッとよろしく!

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コメント

Ronnie Barron "Honey, Honey"だと思いますょ

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