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2013年11月

2013.11.18

続けることは変わり続けることなのかしら?

先日、多分当地札幌で最も先鋭的で前衛的で実験的なプロモーターからメールが届いた。内容は、イギリス出身のサックス奏者、イアン・バラミーとノルウェー出身のドラマー、トーマス・ストレーネン、その二人組の「FOOD」にエレクトロニクスを操って夢幻の音世界を響かせるクリスチャン・フェネスと、ヒカシューの巻上公一さんが加わって、まぁ、40人入れば一杯一杯と思われる、半地下のライブ&バーでライブをするという。日付は11月16日の土曜日夜。


BASS NINJA こと今沢カゲロウさんを知ったのもこのプロモーターが企画したからだし、今をときめく大友良英さんのライブを見たのもこのプロモーターがあってこそ。だけど・・・、その時の大友さんのステージは大変にノイジーで、難解だった。それから考えると、NHK の連続テレビ小説の音楽を手掛けたのを知ったときは、本当に本人なのか? 別人なんじゃないのか、なんて思ったくらいにして。


まぁ、本来なら、何事にも優先したいイベントで是非にその空間でしか味わえない音を浴びてきたかったのだが、シゴトだった。休もうかとも思ったが、勤務態度がよろしくない私が休みを申請しても、何か嫌な顔をされそうなので涙を飲んで諦めた。まぁ、チケット代を払うにはちと懐具合が寒かったせいもある。

で、その翌日の11月17日日曜日の午後2時から、巻上公一さんと坂出雅海さんによる、「ヒカシュー/ロシア、リトアニアツアー2012 報告会」なるトークイベントが行われ、その入場料がさほど高くもなかったので行ってきたのだ。

って言うか、ヒカシューってまだ続いていたのか、と正直驚いた。
1980年代初頭からテクノポップバンドとして活動していたヒカシューだけど、一度来札したヒカシューを見たときは、テクノポップじゃないなぁ、と思ったものだった。そして、それが大体20年ほど前のことだ。その時の動員があまりよろしくなかったため、札幌からお呼びがかかることがなかった、なんてことも巻上さんは仰っていたな。

そして、巻上さんはテルミンにおいては屈指のプレイヤーとしても知られるとその届いたメールにあったので、その演奏の光景も見ることができるかな、と期待していた。

して、東ヨーロッパでのライブの模様が、これが何とも凄い。
モスクワの地下鉄の駅は、それ自体が芸術品のような作りで、行く機会があったら是非地下鉄に乗ってほしい、や、ライブの最中に関係者が撮影しているカメラの前を、ロシアのMTVのカメラマンが「そんなこと知ったことか」とばかりにステージ上に上り込み、ギタリストをデカいケツで押しのけて撮影していたり。その映像が何とも滑稽で、いざ放送されてみると、きゃりーぱにゅぱにゅ や なんかのガールズユニット、そして巻上さんが(ロシア由来の)テルミンの使い手であることから、レフ・テルミン博士の映像なども挟み込んで、どうも、日本の最先端の音楽だ、なんて感じで伝えられたらしい。


その他、ヒカシューのメンバーがサウンドチェックをしている最中のステージの真ん中に「ここに椅子を置いていいか」とタイバンの謎の人物が言ってきたそうで、それを断ったらその謎の人物のパフォーマンスが、何とも怪しげで、そしてつまらなかった。フードで顔を隠し、テープエコーを使ったパフォーマンスだったのだが、多分、その報告会に参加して映像を見ていた人も、頭の上に「?」が浮かんでいたと思う。

でもって、現在のヒカシューの音楽性は、どうもフリージャズの方向のようで。シンセサイザーなし。鍵盤楽器は本当の生ピアノだったり、エレクトリックピアノだったり。

そういう音楽性で世界を飛び回っていたら、どこのフェスでも大盛況なのだそうで。だけど、日本のメディアはそういったことを全く知らせていない。サックス奏者の坂田明さんの言葉によれば、日本はブラックホールだと。吸い込むだけ吸い込んで、吐き出さない。坂田さんやヒカシューのように、世界を股にかけている人達のことは、誰も知らない。だから僕たちは札幌に布石を打ちに来た、とか何とか。北海道はロシアに近いでしょ、ってヲイヲイ(^^;。

当地のロックフェス、ライジング・サン・ロック・フェスティバルも出たかったようだけど、断られた、なんていうことも言っていたっけ。

いやぁ、久々に面白いものを体験できた。帰り際に巻上さんに、ヒマな時に音を出して遊んでいる学研のテルミンミニをお見せして、「自分で弾いている光景をカメラで撮って見返したら、なんの曲なのかさっぱり分からなかったんです」なんてことをお話しして、会場を出た。


あ、そうそう。
巻上さんのライブ映像でのテルミンは、ホントに「声」だった。巻上さんが発する「奇声」なのか灯ったらテルミンだったり、テルミンかと思ったら巻上さんの声だったり ね。


PS
そのプロモーターから緊急のメールが来て、クリスチャン・フェネスが来日直前に事故に遭い、ウィーンの病院で検査中だとのこと。機会があればその夢幻の音世界を感じてみたいな。

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2013.11.12

冬の始まり

当地、北海道のクルマ乗りは、夏タイヤからスタッドレスタイヤに交換することで、冬に立ち向かおうという覚悟が決まる、と言っても過言ではない(筈)。

私の場合、実家に交換したタイヤを預けていたこともあって、雪解け時~GWにかけてと晩秋から初冬にかけてのこの時期に、まぁ、ご機嫌伺いというか、帰省というか、そういうことをしていた。

しかし現在、アジト内にタイヤを保管するようになってからは、我がアジトへ繋がる路地の雪が消えたら、すぐに夏タイヤチェンジ。天気予報で最高気温がヒトケタの日も珍しくなくなり、さらに「そろそろ荒れるぜぇ」などと伝えてくるようになったら、スタッドレスタイヤに交換する。

経験的に、11月初旬から中旬までに一度、爆弾雪が降り、その後しばらくは雪も積もらず、市内の道路もアスファルトが露出して、夏タイヤでも走れるじゃん、と思わせて油断させた後にまた、ドカンと降る。

そうなった時には、いくら雪道に慣れている北海道民とはいえ、やっぱり、普段渋滞しないようなところでも渋滞が発生してしまう。その原因が実は、タイヤ交換の時期を見誤ったヤツのクルマだったりすることも珍しくない。えてしてそういうクルマは、アタマに鉛が詰まっているかのような奴が好みそうなタイプだったりする。

気の弱い小市民な私なぞは、その時とばかりに「罵詈雑言」を浴びせかける。で、その時に窓を開けているか閉めているかは、想像に任せる。


それはそうとして、やっぱり雪道は嫌だ、と言う人は多いな。逆に私は雪道が好きなんだけど。技量があるかどうかは別として・・・。だって面白いんだもんさ。夏場の深夜に人気も少ない倉庫街でのドリフトを糾弾するようなメディアであっても、雪道じゃ嫌でもそんな状態になってしまう。その時に「慣れていない」と、進行方向と真逆を向き、ご対面、ということにもなりかねない。

さて、平地でも雪が積もるのはいつだ?
渋滞さえなければ、それは私にとって楽しい日々の始まりとなるのだ。渋滞さえなければ。


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2013.11.11

ぬか喜び? それとも・・・

通勤路の途中で見かけた、レギュラーガソリン価格152円、の期間は長くなかった。時間にしたらホントに数日の間、だったような気がする。そしてまた156円レベルに戻った。

いつもの出光のセルフスタンドでは、そんな一時の値下げの影響はほとんど受けなかったように思える。156円の時に給油し、その翌日に155円になって「もうちょっと待てばよかった~」と思っても、さすがにそれ以上下がることはなく、そしてまた156円レベルになった。

いや、イイんだよ。イイんだけどさ、安くなるならだんだん安くなってほしいんだ。
シゴト場へは片道25キロだぜよ。軽自動車だし、シゴト終りが深夜なので、帰り道はエコランに徹して、それで燃費はリッター当たり15キロに届くか届かないか、といったところだ。市街地の信号によるゴーストップがあってこの燃費だったら「まぁ良い方じゃないか」と自分では納得しているんだけど、ハイブリッドだったり、「本当の」アイドリングストップ機能が付いているクルマだと、私の満足する燃費の値を かる~く 抜き去ってしまうんだよね。

で、これから迎える冬場でも、新しいクルマで同じような数値が出るのかしら? 暖房のためエンジンの排熱を使うし、青空駐車だったら、エンジンかけて即スタート、なんてこともできなくなる。クルマの上に雪が積もり、積もった雪を払いのけたらガラスが凍結していた、なんてことも日常「チャメシ」事だ。新しいクルマでも、走り出すまでにどれくらい燃料食うかね。

それを差っ引いても良い燃費だったら、何も言わない。ただ ひがむ だけ。
でも、「ひがみ」と「少数派の優越感」というのも、実のところは紙一重だったりする訳で。本気出すと結構速い、しかも雪道だとかなり無敵に近くなる、我がオンボロ車。走れるうちはまだまだ乗り換えなんて眼中にはない。


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2013.11.04

安くなりつつある? もう底値?

最初に気付いたのは、アジト近所のセルフスタンドの価格表示看板だった。レギュラーガソリン159円だったのが157円に値が下がった。これはイイ、としばらく様子を見ていたら、そこの価格はそれ以上下がらない。その代り、シゴト場への行き帰りに通る街道沿いのセルフスタンドでは、ほぼ1日毎に値が下がっていった。159円だったのが157円になり、156円になり、153円になり、そしてとうとう152円まで値が落ちた。

では、いつも通っている出光のセルフスタンドでは、ちょっと価格変動のレスポンスが悪いみたいで、通勤路沿いの最安値152円を見ても、まだ159円レベルだった。

が、そんなある日、156円まで下がった。プリペイドカード使用にリッター3円引きだから、実質153円だ。これならいいだろうと給油した。それが11月2日のことだ。だけど翌日にそのスタンドの看板を見たら・・・、155円になっていた。ああ、失敗した。もうちょっとだけ引っ張れば良かった。

このガソリン価格変動はニュースになっているのかと検索してみた。

一番近い日付では読売新聞のがヒットしたが、値が下がった理由が「台風接近の影響」とな? なんかもうちょっと深く掘り下げて欲しかったな。

ガソリン価格、3週ぶり下落


 資源エネルギー庁が30日発表した全国のレギュラーガソリンの平均価格(28日時点、1リットルあたり)は前週比0・3円安い159・8円となり、3週ぶりに値下がりした。

 160円を下回るのは2週ぶり。先週末に接近した台風27号の影響で、需要が減少した。

(2013年10月31日 読売新聞)

シリア情勢がひと段落、という記事もあったが、それはひと月前の話だ。その影響が今になって出てきているのなら、現在の世界情勢、石油取引関係の影響が一月後に出てくるのか? だとしたら、今現在の情勢はどうなんだろ? 産油国辺りで緊迫した話をしばらく聞いていない気もするから、このまましばらく続くのか? それとも、産油国が原油の産出量を ちょちょい といじくって、もっと価格を吊り上げようとするのか。

まぁ、ガソリン価格が下がってくれるのは嬉しいんだけど、北国の冬の必需品、暖房用灯油の値段が全然下がらない。セルフスタンドでもリッター98円のレベルを堅持している。これをプリペイドカード使用の値引きにしたって95円で、それを20リッターのポリタンクに詰めるだけで1,900円となる。びんぼう人にはこれはやっぱり痛いよ。灯油価格もガソリン価格と連動し・・・、いや、安くなるときだけ連動してくれたらいいんだけどなぁ。

だってさ、原油からガソリンだけを作るなんてできないんでしょ?
ガスだ、ガソリンだ、灯油だ、軽油だ、重油だ、なんて具合で分けていくんだったら、ガソリンだけが安くなるってのはちょっと納得いかないんだよなぁ。もっとも、安くなっているのは価格だけで、ガソリンの需要はそれほど伸びていないんだったら、それはそれで納得もできるけど、それはそれでなんかね・・・。


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2013.11.03

機能が失われてから分かったこと

私は音楽好きだ。極力良い装置で良い音楽を聴きたい、と思っている。しかし、オーディオの世界も奥が深くて終りが無いようだ。という訳で、ある程度のところで妥協(という言葉が妥当かどうかは分からないけど)せざるを得ない。

しかし、アジト内で音楽を聴く場合はその時間帯を考えないといけない。深夜に関わらず、大きな音で聞くなんてもってのほか、だ。ボリュームを絞るか、ヘッドホンで聞くかの二者択一になってしまう。

じゃ、深夜に大きな音で音楽を聴きたいときは、クルマに乗る位しか思い浮かばないな。
月夜に STARBUCK の「恋のムーンライト(Moon Light Feels Right)」を聞きながらドライブ、なんて良いね。

今乗っているクルマには前に2つ、後ろに2つスピーカーがある。上手いこと前後スピーカーのバランスを調整すると、音楽に包まれているかのような心地良さがある。

だが・・・、前の右スピーカーが潰れてしまった。当初はショックを与えることで音が戻ってきたのだが、最近はもう うんともすん とも言わなくなった。試しに内装を引っぺがしてそのスピーカーを見てみれば、どこのものか分からない謎のスピーカーが、ネジ止めもされずに半ば無理矢理押し込まれていた。どうやら一回り大きいようだ。

だが、その潰れてしまった右前スピーカーのおかげで、後ろのスピーカーの配線がいつの間にか左右逆になっていることに気が付いたのだ。

きっかけは、クラフトワーク(Kraftwerk)のアウトバーン(Autobahn)だった。

曲の始まりは、右チャンネルでドアの開け閉め、エンジン始動、走り出してホーンを鳴らして左に移動していくのだが、その右チャンネルで、がちゃっ、ばん、きゅるるぶろろん、と奏でられるはずの音が、左後ろから聞こえたのだ。

それにしても、いつ左右の配線が入れ替わったのだろう? 多分、いつぞやの競技会に参加した際に、カーゴスペースの上にあって、スピーカー置き場になっていたそのボードを取り外し、それを元に戻した時に間違って繋いでしまったんだろうなぁ。

カーゴスペースの上のボードをいちいち取り外すのがメンドくさいからと、吊り下げ式のスピーカーに替えたのだが、その時も気付かなかったんだよなぁ。何ともみっともない話だなぁ。おかげで深夜に配線工事を敢行してしまった。

いやなに、左右の配線を取り替えるときに片方が寸足らずになってしまうから、その分の延長コードを作って接続しただけの、いたって簡単な作業だ。これであとは、前のスピーカーを新調したら完璧、かな。

ちなみに、パソコン用の安いスピーカーは、ヘッドホンを繋がなかったらちゃんと右左がしっかり分離されているのに、ヘッドホンで聞いたら左右逆になっていたことがあったっけ。安かろう悪かろうかよと嫌んな気持ちになったなぁ。


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2013.11.01

どっかん

空元気でも元気、なんて言葉があるみたい。
無理にでもテンションを上げていきたい、そんな時に音楽の力を借りることがある。例えばこれ、真心ブラザーズの「どか~ん」。

たまに聞くと、下降していた高度が少なくとも水平まで持ち直し、さらにちょっとの何かを加えることで上昇に転じた。が・・・、クスリに頼り過ぎるとそのクスリが効かなくなるように、「どか~ん」を聞いてもダウントリムが戻らない。あるいは、さらに下降のラインを辿るようになってしまう。そんな時は本当に自分自身の存在の意味が分からなくなり、自分自身で穴掘って埋まりたい、なんてことも考えてしまう。

これじゃイカンと、昔好きだったリミックス曲などを聞いて、下降思考から意識をそらすようにしないといけない。PINK の Young Genius のリミックスは、大きく燃える火の周りで踊り狂う電子的野蛮人なんてイメージがあった。そして、その曲を初めて聞いたときの感動を思い出した。電器店のオーディオコーナーでこの曲が流れていて、曲に合わせてステップを踏んだこともあった。その時、友人Hには「恥ずかしいからやめろ」と止められたっけ。

また、ルパン三世の「Super Hero」も、今ある嫌なことから目をそらして、『オレ一番』と思わせてくれるような感じがして好きだった。

だけど、嫌なことから一時的に目をそらしても、結局はそれと対峙しないといけない。だけど、気持ちも体もガス欠だ。ハイロウズの「日曜日からの使者」も気分を盛り上げるための曲だけど、妙に HONDA のイメージ(苦笑)があるのと、「適当な嘘をついて誰一人傷つけない」ことが、できそうになかった。

そんなあるとき、深夜のテレビで紹介されていたのが、怒髪天の「どっかんマーチ」だった。

これは、誰でも分かる日本語歌詞で、なんかやたらと耳に残る歌だった。聞き手に寄り添っているかのような歌だった。何度も聴いた。何度も何度も聴いた。何故か泣けてきた。もっと自分を褒めていいじゃないかと言っているかのようだった。

以前、いい加減が「良い加減」、なんて言葉を教わった。もっと気を抜いていいんだよ、と言ってくれた。
ある人は「てきとーでイイじゃん。俺なんて力2割しか出してないよ」、なんて言っていた。

でも私は、その力加減が分からなかった。気を抜くことは手抜きになるんじゃないかと思っていた。正直、どこまでやればいいのかが分からなかった。ひょっとしたら、今も分からないかもしれない。でも「今日も 大変 よくできました」が、なんか胸に突き刺さった。

だめだなぁ、自分自身のことになると、ホントに上手くまとめられない。


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