【Digital】私がアート・オブ・ノイズを・・・【Archives】Into Battle With The Art of Noise / The Art of Noise
私がアート・オブ・ノイズ(The Art of Noise)を知ったきっかけは何だったろう。音楽環境があまり優れているとは言えない田舎暮らし。なので、多分、FM情報誌か、それと連動しての NHK-FM のクロスオーバー・イレブンの2択でほぼ間違いないと思うのだが・・・。最初に聞いた曲は覚えている。「クローズ・アップ(ホップ)」だ。ということはやっぱり、クロスオーバー・イレブン、かな。以前、トレヴァー・ホーンのシゴトのことを取り上げたが、おそらくそれがファースト・コンタクトだったと思う。
やっぱり衝撃的だったよ。破壊的で衝撃的なスネア、重いバスドラ、サンプリングされた叫び声、それらが耳に残り、アタマに巣食って渦を巻くんだもん。で、この曲の次が名曲「ラジオ・スターの悲劇」と来たもんだ。
それから、トレヴァー・ホーンやアート・オブ・ノイズに関わる情報はないかと、目を皿にように見開き、耳をダンボのようにして情報収集に励んだのだが、そこはそれ。田舎暮らしの貧乏中学生(~高校生)。ソースはFMとFM情報誌しかないんだよ。そういう音楽的閉塞感から逃れたいからと、工業都市の高校に進学し、駅前にあったレンタルレコード屋に入り浸るようになったんだ。
そして、そこでLPレコードをディグって発見したのが「Into Battle With The Art of Noise」なのだ。レンタルレコードだと時間を経るごとに盤面が劣化していくのだが、このレコードはさほど回転していなかったのか、30年近く前に録音したとは思えない大変クリアな音質を保っていた。針ノイズもほとんど聞こえなかった。
だけど、曲的にはどう考えたら良いのかな? A面で一つの組曲、B面も同様。メモ用紙にアルファベットと数字のテンプレートを使って曲目を書いてカセットテープと一緒にケースの中に突っ込んでいたんだけど、それには
BEAT BOX 9.06
◇BATTLE
◇THE ARMY NOW
◇DONNNA
MOMENTS IN LOVE 14.33
◇BRIGHT NOISE
◇FLESH IN ARMOUR
◇COMES AND GOES
◇MOMENTS IN LOVE
なんて具合で書かれていたのに対し、最初に貼り付けたジャケット画像や英語の Wikipedia によると、記されていた曲名全てに尺が書かれていた。それじゃー、サウンドデータをその尺を参考にして切り分けていったら、あらピッタリ。
Battle
Beat Box
The Army Now
DonnnaMoments in Love
Bright Noise
Flesh in Armour
Comes and Goes
Moment in love
ただ、曲と曲の間に明確な隙間がほとんど無いに等しかったため、ホントにこれでいいのか、とやや疑心暗鬼になったりも、した。
大体、アート・オブ・ノイズ自体、同じ曲なのに違うバージョンを出したり、といったようなことを頻繁にしていたため、その辺りはしっかりした見極めが必要になってくるのかもしれない。
ちなみに、なぜか1986年夏にアート・オブ・ノイズが来日して、夜のヒットスタジオに出た時の新聞のラテ欄の切り抜きもこのカセットケースの中に入っていたのだが・・・、番組紹介の文章を書いた人はアート・オブ・ノイズの音楽性を理解していたのか、はなはだ疑問を感じた。
大体、「ピーター・ガンのテーマ」自体インストだし。サラ・ヴォーンが歌っているというレアケースもあったりするけど、やっぱり基本はインスト。そして、番組で演ったのは「Paranoimia」という(苦笑)。
そして、その番組の出演者を見ると、懐かしいの一言で片づけられないような、ね。なんかそういうモノをね、感じちゃったんだよね。30年経ってもテレビに出ている人がいるかと思えばおクスリネタでお縄になってしまった人も出ていたり。30年も芸能界で生き残ってこられているだけでも凄いことなんだろうなぁ。
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