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2019.08.17

BLACK RAIN

地元民放、週末の深夜枠に映画が放送される。NHK 以外のテレビ局がある所では多分、似たような感じなんじゃないかと思う。その枠で流れた映画を録画してやっと見た。その映画は Black Rain。知っている人なら知っているであろう、松田優作の遺作となった映画だ。

私は Blade Runner の退廃した近未来の都市が雨に濡れているような舞台設定と映像が好きで、Black Rain も映像的に好きなのだ。まぁ、監督がリドリー・スコット(Sir Ridley Scott)だから、当然と言われれば当然だが。

ただ、日本、大阪の設定がとても妖しいんだな。好きな場面も多い。オレンジ色に染まった大阪の街に、所々で建っている煙突が煙を吐いているシーンで、その世界観に引きずり込まれた。その上突っ込みどころが満載なんだけど、好きな場面が数か所カットされていたのは非常に残念だった。

高倉健が演じる松本正博警部補がマイケル・ダグラスが演じるニック・コンクリンとアンディ・ガルシアが演じるチャーリー・ビンセントが松本警部補と会うシーンがカットされていた。そばをすすりながら「英語なんて知らん」という雰囲気を醸し出していた松本警部補が、実は英語が堪能で、ニックとチャーリーが英語で話していた場面で気まずくなる点(笑)が好きだったんだけど、そのシーンがほぼ丸ごとカットされていた。

外国人監督が撮る映画での日本のイメージはこんな物なのかな?

ツッコミ所は、大阪を走るトラック(ダンプ?)が今じゃほとんど見かけない電飾満載のデコトラや、製鉄所(?)の工員が大勢自転車で出勤していたが、ここは一昔の中国じゃないぞ。ブレードランナーでも傘差しながらの自転車イメージがあるので、やっぱり外国人監督が撮る(後略)。

あとは、大阪の雑踏で聞こえる「街ノイズ」やバックで流れる各種サウンドがね、やっぱりね。
雑踏の中では「清き一票を」と選挙の街宣アナウンスがあったり、アメリカでの松田優作演じる佐藤浩史の取り調べの際の通訳ね。微妙な日本語なんだよなぁ。言葉の使い方? 並べ方? 話し方?

その他にも怪しい日本語が聞こえてくる。一応、字幕なし英語メインで見たんだけど、やっぱり日本語が変。外国人監督(後略)。日本語メインで見たときは、セリフのほとんどが流暢な日本語(当たり前だ!)なんだ。クラブでの外国人ホステスが無線で連絡する際も、英語のみだと「ワカタ。スグイク」的な日本語だったのに、吹替だと普通の聞き慣れた日本語。

松本警部補とニックの酒の席を設けるチャーリーが、流れてきた音楽(レイ・チャールズだっけ?)で意気投合したシーンもなかったんだよなぁ。


あとは、若山富三郎演じるJapanese YAKUZA菅井親分が、英語ペラッペラで Black Rain の意味を話すシーンはなんか無理を感じたんだけど、戦前生まれで戦後に GHQ に統治させる世の中を生きた子供だったら、米兵から英語を聞いて学ぶことも可能だったのかもしれない。


まぁ何だ。映画としても好きだし映像も好きで、どういう訳かサントラ CD も持っている。その CD には坂本龍一の曲(LASERMAN)も入っている。元ネタはアルバム「BEAUTY」の「calling from tokyo」。地元民放の深夜枠の映画を見て文句を言うんだったら TSUTAYA にでも借りに行けばいいんだろう。ストーリーを知っていても借りてくることで何か再発見があるのかもしれない。

だけど、私の BD レコーダーには未だ見ていない録画がどっさり。それらを片付けてから借りるかな、と思っているんだけど、全部見るのにどれだけの時間がかかる事か・・・。
今は8月半ば。未見で見ていないのはやっと5月が終わったくらい。あまりテレビを見ない人間のつもりなんだけど、何故こんなに録画が溜まってしまったんだろう。ちなみに、主に見るのは経済番組と適当に、新しく始まったドラマかな? ドラマは、初回を見てつまらなかったら全部消去なんだけど、それでもいつまでかかるかな?

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