ある意味 「爆弾処理」
時間が空いたら古い VHS をデジタル化、アーカイブ化するために、ビデオデッキとブルーレイレコーダーを赤、白、黄色のケーブルで繋ぎ、VHS を 「がっちゃんこ」 している。
問題は、VHS に録画したコンテンツが30分モノであれば30分、画面を眺めていないといけない事。いや、別にビデオデッキに VHS を突っ込み、ブルーレイレコーダーの録画ボタンを押してそのまま別の作業に取りかかってもいいのだが、生来の無精さが祟って、その VHS に何が録画されているかが分からない。
VHS 全盛時代は、スタンダードだった120分テープ。3倍録画だと6時間、何が録画されているかを見張らなければならない。
当時は 「準夜勤」 という形で働いていたため、シゴトの時間はまさにゴールデンタイム。さらには社員さんが 「このビデオ、ちょっと調子が悪いけど、欲しい?」 と言う話が出たら、譲ってもらっていた。
すると、番組別にダビングをしたり、3倍モードで6時間というメリットを活かして長時間録音、という事もやっていた。またビデオデッキが2台あってもテレビがモノラルなので、音声用の赤、白のどちらかが外れていても気にしないことも多かった。
いや、そんな音声状態である事をすっかり忘れて、はい、デジタル化しました。ら、片方のスピーカーから音が出ていない。ヘッドホンで聞いたら、片耳に負担が掛かる。
そういう状態のビデオは、ビデオデッキの音声切り替えで、モノラル音声を左右に振り分けておかないと、そのリカバリーが大変な事になる。ソースが残っていればやり直しが可能だが、ゴミとして外に出し、回収されていたら途方に暮れる。
一応、PC のフリーソフトで使えそうなモノをダウンロードし、右チャンネルにしか音声が入っていなかったら、右チャンネルの音声をコピーして左チャンネルに貼り付ければいいのだが、それができない、或いは、カネ払ってその制限、縛りを外さないと使い物にならないフリーソフト(体験版)ばかり。
そして、そういうソフトをインストールしては削除して、とそのような事を繰り返すと、PC の中に訳の分からないゴミファイルが溜まってしまい、PC の安定性も低下する。
それが嫌だから、「システムの復元」 で保険を掛けておく。ソフト導入直前のタイミングに戻れるようにするも、それを複数回やると自分自身でどのタイミングに戻ればいいのかが分からなくなってくる。
それでも、左右のチャンネルに音を貼り付けることができればおっけー。
そういう事がないように、あらかじめヘッドホンで音のチェックもしなければならないのだよ。
とりあえず、今回の VHS にはそのような事はなかった。その代わり、デジタル化した映像の下から別の番組が現れて、これは!、と驚くことも多い。
今回は、「下」 から出てきた映像に偉くビビってしまった。というのも、私のクルマの主治医を務めてくださっていたHさんが若い頃に参戦した、冬の「ブリザード・ラリー」 の映像で、わ、と口に含んでいたコーヒー牛乳を吹き出しそうになり、次にHさんの工場へ電話を入れ、ご無沙汰を詫び、今度その映像をディスクに焼いて持っていく旨を伝えた。
こういう 「爆弾処理」 的な要素があったり、やたらと 「グレン・ミラー」 の来日公演、「ポール・モーリア」 の日本ツアーのスポット等が入ってくるのはどうしてだ? まぁ、そういう興行CMや、番宣のスポット等でおおよその放送日時を調べていくのだが、それはそれとして。
やっぱり、その辺りの無精さは昔も今も変わらない。多分、未来も変わらないだろう。PC のデスクトップは一応アイコンの自動整列をさせているが、それでも右端に数行分のスペースがあるだけよ。
多分、デスクトップ画面の支離滅裂さを見ると、私のアジトの雑然さも分かると思うが、我が PC を見ると言う事は、先にアジトの乱雑さを知る事になるのだろう。
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