うーん、どうも腑に落ちない
放送されたテレビ番組を取捨選択、編集している時、たまたまその時間に放送されていた地元民放局 HBC の 今日ドキッ!を見たら、ちょうど高レベル放射性核廃棄物、通称核のごみを受け入れるための文献調査に手を上げた、寿都町と NUMO との「対話の場」についてのニュースがあった。
ちょうどその「対話の場」がライブ配信されている、との事でググってみたら、NUMO の NUMO の YouTube チャンネルにヒット。調子に乗ってそのまま見ていたら「対話の場」の最初は寿都町が行い、次からは NUMO が行うという。
しかし、最初の「対話の場はあまりにグダグダだった。そういう対話、会合、寄り合いがあるのなら、まずは会則が必要じゃないかという事に終始し、参加した人々によるワークショップが行われる筈だったのだが、最後まで会則の話しかされていなかったような印象を受けた。
やれ、NUMO の人が誰なのか分からん、そんな人に対話の場の進行はできない、等々。そして、次からの「対話の場」には参加しないという。部外者だからそう思うのかもしれないが、やっぱり知らん人に司会、進行を任せたくないという部分はあると思う。
で、そのライブ配信を途中から最後まで見続けてはいたが、正直な感想は、
1、出席者の数が少な過ぎる
2、ワークショップは映像のみ(ワークショップまで進められる雰囲気ではなかったが)
3、会則(でいいんだよね)にこだわり過ぎ
4、広く寿都町の将来を決める
という感じ。明日は神恵内村で「対話の場」が開かれるという。どのような思いの参加者が集まるんだろう?
そしてこの寿都町で行われた「対話の場」の出席者は、寿都町の片岡春雄町長が決めたという。これは、町長による「既成事実の積み重ね」のような気にもなる。
さらには、主に発言していた人は数人で、反対派の先頭で旗を振っているような人だった。結局、声が大きい人が場の雰囲気を作り、賛成派が発言しにくい状態にもなったようにも感じる。
ただ、片岡春雄町長は、過去のドキュメンタリーで、寿都にやってきた鈴木直道北海道知事に
「中退前提で奨学金を貰うようなものだ」と言われたのに対し
「極力中退にならないように・・・」と返した。
「中退にならないというのは、ここまで(最終処分)行っちゃうということですか?」
「私は最後まで行くべきだと思っていますよ。個人的には。もう私、そこん時には死んでます、多分。だから今の若い人たちが責任を持って、前に進むか進まないか実力をつけて下さい」
と返した。ソースはあるよ。2020年11月28日放送の報道特集。
で、これってどうよ? 首長として「やるだけやってあと知らね。任せた」と次の世代に都合の悪い事を丸投げしているように感じてしまう。
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