2014.08.03

ウホっ、これはイイクルマ♡

煮詰まり気味だったので、気分転換を兼ねて近郊の解体屋に行ってきた。
天候、晴れ 微風。その状態で、我がクルマのエアコンは頑張ってくれるのかをテストしたかった、というのもある。

エンジンを掛ける。そしてエアコンスイッチポチっとな~。
ふむ、エアコンのコンプレッサーは轟音を立てて頑張ってくれているようだ。日が差していない状態だと、まぁ、それなりに涼風を感じた。が、炎天下を走っているうちにそれなりの涼風温風へと変わり、風量スイッチ最大、内気循環モードにしても温風熱風へと変わった。

涼しい顔して窓を閉めているものの、半そでから出た腕に汗が流れる・・・。

解体屋到着。クルマの下を覗いてみても・・・、「お漏らし」している様子がない。ひょっとしたら、これは大問題か?
そして、広大なヤードに入って我がクルマに使えそうなネタはないものかと軽自動車コーナーをうろついてみた。が、収穫らしい収穫は、なかった。

ならば次は面白そうなネタを探してみた。そしたらあるじゃないの、カネがあったら「これください」と言ってしまいたくなるようなイイクルマが。


じゃん♡

Dsc_0003


トヨタ カリーナの SE だ。私が乗っていた AA63、FRカリーナの最終型と並行販売されたFFカリーナの初代。このクルマは、AT151 ってところかな? 正面シチサンで見ると外装もきれいだし、ホントにこのまま乗って帰りたくなる。
いやー、こんなサプライズがあるとは、あー、デジカメ持ってこれば良かった。

Dsc_0004_2Dsc_0006

お尻のラインも最高だ。テールランプはホントに、私が乗っていたFRカリーナのイメージを彷彿とさせる。

外装のダメージと言ったら、運転席後ろのドアに結構大きめ目で激しい凹みがあるくらい。自動車板金のプロだったり、運良くそのドアパネルが見つかれば、そこの交換だけでホントに路上に復帰できるんじゃないかと思った。


あ、以降はカリーナ画像はありません。

運転席ドアを開ける。うん、このグリップ感は安心感すら覚えるな~。今乗っているクルマは、まぁ、軽自動車ってこともあるんだろうけど、グリップをそのまま起こしてドアを引っ張るんだ。だけどカリーナは、表に出ているカバーの下の・・・・・・・・・・・・、なんて書けばいいんだ、これは・・・。カバーの下に存在感を主張している押し込み型のノブ、ってことで分かってもらえるだろうか。

この差は大きいよ。特に冬場。雪が降っている中を走ってシゴトに向ったとしよう。仕事中も雪が降ったりやんだりで、気温は0度を下回る屋外の駐車場。出勤のために走り、一度温まったクルマは駐車場にいる間、ずっと零下に晒される。するとドアが凍るんだよ。正確には、気密性を保つためにドアと車体の間にあるゴムが凍る。

今乗っているクルマはその状態になると、華奢なノブを無理矢理に引っ張ってドアを開けるんだけど、その時にそのドアノブが分解してしまうんじゃないかと不安になる。それが怖いから、出勤の時には開閉もしなかった助手席ドアからのアプローチを試みるのだが、車上荒らしイタズラかで鍵穴をドライバーか何かで潰された助手席のドア鍵。仕方がないからここの解体屋で助手席用のドアシリンダーをもぎ取ってきて交換したのだが、これが冬に冷えてしまうと、正しい鍵を突っ込んで回してもロックが解除されない。

仕方がない。選択肢は残りのドア、つまりリアゲートを開けて体を潜り込ませ、エンジンを始動させてちょっと待つ、という方法しか残っていない。・・・・・・、だけどさ、私のクルマはリア周りの剛性感を高めるために鉄製のピラーバー・・・、分かりやすく書くと、大きな開口部のリアゲートを上下に二分するように突っ張り棒を入れているのだ。

ピラーバーの上から体を滑り込ませようとしたが、ちょと無理があった。次は、リアシートを倒してピラーバーの下をくぐる作戦をとった。

えー・・・、私のクルマのリアシートには、エンジンオイル缶2個、ウィンドウォッシャー液の原液がレジ袋に入り、レジ袋の穴にリアシートベルトを通して、急ブレーキやオカマを掘られた時の用心のために固定してある。そのシートベルトのバックルを開放して荷物をバラし、それでようやく運転席までたど・・・・・・・・・、運転席にレカロ(のOEM)を入れていると、後ろから運転席へのアクセスが非常に厳しい。結局、助手席の背もたれを倒して、何とかエンジンの始動に成功した。

エンジンに火が入り、車室内も少しは温まると、それまで頑強に抵抗していた運転席ドアのウェザーストリップ(ゴム、ね)も、解体屋からもいできたキーシリンダーも呆気なく降参した。

なーんでこんな苦労をせにゃならんのだ。あー、リモコンエンジンスターターが欲しいわー。あ、5速マニュアル車でサイドブレーキの凍結防止のためにギアを入れておく癖がついていたら、無人車の暴走事故になりかねないし。むー。

でも、カリーナはカバーの下にあるドアノブを押し上げ、それで「かちゃっ」と音がしたらただドアを引っ張ればいい。ゴムが なんて悲鳴を上げようが関係なし。ただ、冬場に洗車してドアノブあたりの水分が凍ってしまうと、押し上げたドアノブが戻ってこない、なんてこともあったけど・・・、車室内が適当に温まったらドアノブの凍結も解消された。

そんなときに一番有効なのが、ヤカンのお湯をぶっかけるか、解氷スプレーを使うだけど、そんなときに限ってお湯もスプレーも調達できなかったりするんだよなー。


って、冬場のクルマのドアの開け閉めだけで、何でこんなに文章を打たなきゃならないんだ?
話をカリーナに戻そう。運転席ドアを開けてメーターを見る。ツイントリップメーターは健在だった(涙)。走行距離・・・・・・、チェックするの忘れた(^^ゞ。そして、豪華にもオートエアコンがついていた。私が乗っていたカリーナもオートエアコンで、風量や吹き出し口、設定温度は全てダイヤル式だった。でも、ここにあったカリーナはレバー式。

オートエアコンも一長一短があって、冬場にちょっと窓を開けて空気の入れ替え&気分の持ち上げをすると、その寒気をどこで拾うのか、設定温度を変えていないのにも関わらず足元暖房全開になって、それじゃ暑いからと風量を最弱にしても、微弱な熱風が足元に送られるんだよ。窓を閉めて少し経てばその現象も収まるんだけど、ひょっとしたらこのカリーナも同じ症状を持っていたりして。

で、豪華装備、オートエアコンが装着されていたのにも関わらず、窓の上げ下げは手動。手動。手動。ハンドパワーウィンドウだ。オートエアコンにこだわっていながら窓は手回しってのは一体・・・。窓の開閉のためにキーをひねらなくていいメリットもあるが、前後左右の窓を運転席で管理できないというデメリットも。

そして、このカリーナにもしもサンルーフがついていたら・・・、私ゃオーナーのセンスを疑ってしまうね。さすがにそれはなかったけど。

ドアを閉めた。その音もかつての相棒を思い出す。文字で表すなら、ばどん、だな。敢えて今乗っているクルマのドアを閉める音を文字にするとしたら・・・・・・、ばしゃん、かな。中型セダンと元々商用の軽自動車を比較すること自体、全く無意味だが。

つかの間のタイムトリップだった。大量生産されていたモノが徐々に姿を消し、生き残ったモノがその存在を通してその時代を映してくれる。ここは解体屋なので、ぶっちゃけるとクルマの墓場ということになる。まぁ、もうすぐお盆なので、そういった存在が呟く声に耳を傾けるのも一興かとは思う。


さすがに、フロントガラスが蜘蛛の巣状に割れて、明らかに人を食っていそうなクルマ、いや、クルマは悪くないんだよな。でも、そういう存在の声は聞きたくないな。あ、そういうクルマはさっさと部品ごとにバラして輸出させちゃうか・・・。


帰り道もエアコン全開で走ってきたけれど・・・、やっぱり「お漏らし」はしていないなぁ。リキッドタンクの窓を見ると泡立っているのが見えたから、ガスが抜けちゃったかな? 8月、お盆の声を聞くようになるとエアコンを冷房として使うこともなくなっていくだろう。それまでの辛抱だな、うん。それにしても・・・、「エアコン全開」の車内より外の方が涼しいのはちょっとね・・・。で、店に入ると寒いんだこれが。むー。

続きを読む "ウホっ、これはイイクルマ♡"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2014.07.01

こりゃーイイ。だけど・・・

先日、ダイソンの掃除機が当たるかも、に誘われて今のスズキの看板文句である「エネチャージ」とは何ぞやを知りたくて、乗りたいクルマを押さえておくようにと電話してから、某スズキディーラーに行ってきた。

乗りたいクルマ? そりゃーMT一筋の私にとって、現行のスズキ車で乗りたいクルマはスイフトスポーツに決まっておろう。

いまどき新車の試乗車じゃ珍しいMT車だし、体が自分のクルマの感覚に特化していることもあって、走り出しはエンストぶっこくんじゃないかと思ったけど、そこはそれ。右足と左足を会話させて、そろーりそろりと走り出した。まぁ、それにしても静かなもんだ。アイドリング状態だと、タコメーターを見ないとエンジンが回っているのかどうかも分からないくらいだった。

それでも、走り出したらシフトストロークが短くて、おまけにそれぞれのギア比が近いこともあって、我がクルマの走り出し状態の時にやる「1→N→2」でクラッチも二度踏みなんて癖もスイフトには不要だった。エンジン、ミッションがそれなりに温まったら、手首の動きだけでシフトチェンジできる。エンジンもテンロクなので、自分のクルマではできないダラダラ走りも可能。ただ、やっぱり全開にしたい訳よ。さすがに街中じゃ「理性を置き去り」にすることもできず、やれたことと言ったら、瞬間的に、瞬間的に、瞬間的に、瞬間的に、2速全開くらいなもんで。

3000回転を超えたあたりから、美味しそうな雰囲気というか、クルマが「もっと踏め」と語りかけてくるように感じて、その時は多分、顔がだらしなく緩んでいたことだろう。


だがしか~し。


タイヤがデカいんだよ。195/45R17 81W ってナンデスカ? 昔乗っていたハコカリもタイヤの太さは195だった。が、扁平率は60で直径は15インチ。17インチで扁平率45って、縁石アタックやキャッツアイ無視という愚挙をしようものなら、ホイールが歪んでしまいそうで、それが怖い。それに、夏用、冬用とタイヤを2セット持たないと生活できない北国だ。タイヤ8本、ホイール8枚確保するだけで結構懐が寒くなるだろう。国産タイヤにこだわらず、安価なアジアンタイヤを選択したとしても、やっぱりそれなりに値は張るんじゃないの?

それと、食わせる燃料がハイオクと来たもんだ。ガソリン価格に関してはもう何も書きたくないけど、今はセルフスタンドでレギュラー166円。ハイオクだとリッターあたり+11円、って感じか。燃料タンクが42リッターだから、燃料警告灯が点くまで走ったとしたら、大体30リッター位入るのかな。30L x 177円=5,310円也・・・・・・。

いや、イイんだけどね。今のご時世でやんちゃ系に振ったクルマがあること自体ありがたいと思わないと。
ハンドルを握っている間は理性をその辺に置くこともできるだろう。が、車庫なり駐車場なりにクルマを止めて、ふと我に返る瞬間が、ね。少子高齢化やエコカーの台頭でガソリンがダブついて安くなる、だの、景気回復で所得も倍増、なんて楽観論も耳にしたことがあるけど、それはいつの話だ?

でもって、スイフトスポーツをディーラーに返して、試乗で走った道を自分のクルマでも走ってみた。すると・・・、高揚感が違うんだな。大体、エンジンをかけた時だって、エンジンは存在感を猛烈にアピールしてくる。走り出すと、クルマの色んなところからギシギシ音がする。スイフトで2速全開にしたところで同様にしてみたら、やっぱり今の私にはこのクルマなんだな、と改めて思った。

少しずつ自分好みに手を加え、おバカな加工なんてこともやった。
高速道路に乗ってそれなりに頑張ってみると、カーステレオの音はエンジン音、排気音、風切音にかき消され、ボリュームを上げないと音楽も聞こえない。でも、それでイイじゃん。

タイヤ、こだわらなかったら安い。ガソリンもレギュラーでいい。
ターボがイきかけていて、チョイ乗りを繰り返すと、ルームミラーには煙幕が映る。このクルマに乗って10年以上になるけど、ディーラーで新車を試乗する度に、より我がクルマに愛着がわく。ドアは錆で穴が開いているし、考えてみたらその穴が開いてからは洗車もしていない。今じゃ開き直って、汚れや錆穴もモディファイと思うようにしている。

まぁアレだ。面白い話の主人公のクルマってのはボロいじゃん。意識的、無意識的、いずれにしても、そういうのに憧れているのかもしれないな。クルマ自体、ファニーフェイスだしね。


ポチッとよろしく!

続きを読む "こりゃーイイ。だけど・・・"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2014.06.30

ランタボや ああランタボや ランタボや

2600今乗っているクルマの前の代クルマが、定規しか使わないで設計したんじゃねぇのか的な直線主体のデザインを持つトヨタの中型セダンで、駆動方式はFR、エンジンは 名器名機の誉れ高い 4A-GEU、ミッションは、トヨタ伝統の T-50、そして、ほぼ 50:50 という理想に近い前後の重量配分、という、そんな隠れた名車だった。ちなみに、パワステいらね、パワーウィンドウいらね、エアコンいらね、カーステはオートリバースだったらそれでいい、なんて条件でクルマを探していたのだが、我が愛車になったのは、サンルーフ以外フル装備。内訳は、オートエアコン、パワードアロック、カーステも前後左右の4スピーカーかと思っていたら、ウーハーまでついていた5スピーカーだった。なので、某ニッサン車乗りからは「名ばかりの GT-R」などとからかわれたりも、した。

そんな特性を生かして、峠の登りだったらコーナー進入時にちょっと舵を当てたら、あとはアクセルの踏み具合一つで、ゼロカウンター、なんてこともしていた。ただ、車格に対してはいささか非力ではあった。エンジンルームも、「どうぞ好きなようにいじってください」と言っているかのようなスカスカ状態だった。本来 1.8L から2Lのエンジンが収まってちょうどいい状態のところに、それより小さい1.6Lのエンジンが載っていたんだから。

111907私にとっての最初の相棒がこの「ハコカリ」だもん。中型のオヤジセダンでそんなに早そうに見えないけど実は、なんてクルマに目が行くのも当然のことと言えよう。なので、乗っていた時に目が行ったクルマは、トヨタで言えば70系のカローラ・スプリンターセダンの GT だし、他のメーカーだったらFRのいすゞジェミニにも目を奪われたっけ。奪われついでにつかず離れずで後をついて行ったら、いきなりそのジェミニが止まってドライバーが下りてきて「何の用だ」と言われたこともあったし、逆のパターンも無きにしも非ず、てな感じで・・・。

まぁ、振り、マクラが長くなるのはもうどうしようもない癖みたいなもので、この段階で飽きちゃった人はどっか行ってください。


さて、やっと本題、かな。
私の行動範囲の中に、ちょっと見、すごくイカガワシイと言うか、一癖も二癖もありそうなクルマばかり集まってきて入庫しているショップがある。で、その辺をぼへら~っと流していたら、そのショップの前に目を奪う存在が、いた。
それが、タイトルの「ランタボ」、ランサーのターボで形式名は A175 か。

ショップの人に一声掛けて、スマホのカメラで数枚撮った。長辺で800ピクセル位に縮小しようかとも思ったのだが、やめた(ヲ)。良いクルマは大きな画像で見たい。ピンが来ていない気がしないでもないけど、それはあえて無視する。

Dsc_0010まずはおケツから。シンプルでクリーンなデザインだねぇ。ナンバーが「札59」ですよ皆さん。私が乗っていたカリーナのナンバーが「札幌二文字52」だったので、平成3年より結構以前のナンバーだ。「1800GSR」とあるけど、前に回ってみると、なんか非常に獰猛そうなパイプがちらりと見える。1.8L ってのはフカしで、実はもっとでかいエンジンだったり、馬が280頭以上潜んでいそうな気も・・・。

Dsc_0012じゃ、顔。
昔、とある山道で遊んでもらった時、ルームミラーに大写しになるこのシンプルな顔が、妙に怖かった。腕の差もあるんだろうけど、(気持ち的に)瞬間的に抜かれたら、そのあとはテールランプが見る見るうちに小さくなっていくんだもんさ。

Dsc_0013で、フロントグリルの一部をカットして無理っくり収めているパイプが、底知れぬポテンシャルを無言で語っている。

Dsc_0011そして、サイドビュー。
これは適度にローダウンしているのかな? 現代のクルマではありえないくらいきれいな形だと思う。ミラーも・・・、本来フェンダーミラーだったのをドアミラーに付け替えたのかしら。ん、前後のドアにある灰色の四角は何だ? サビ隠しかな?


ショップの人に声掛けしたときに「ん? イイよ。欲しいの?」なんて返事だった。この時点で「うん」なんて言ったらウチに来たのかな? でも、相当手が入っていそうだし、手なずけるのはかなり難しそうな気がする。今の私には、見るだけに留めておいた方がいいのかもしれないな。


ポチッとよろしく!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2014.04.03

わはは、こういうの好き

私自身はサマータイム制度は嫌いだ。まず、早起きしなきゃいけない。そして、早く出社しても退社の時間がそのまま、ということが容易に予想できるから。

ま、そんなことはさて置いて、と。
この犯人、一応は思想的なものも持っていた、と思いたい。が、肝心なことを忘れてしまいやんの。

まぬけ爆弾犯、アレ忘れ“自爆”


爆弾犯、サマータイム移行忘れ“自爆” 血まみれで逃走

2014.4.2 14:50 [世界仰天ニュース]

 3月30日未明から夏時間に移行した欧州諸国。同日午後11時ごろ、アイルランドの首都ダブリンで、路上に駐車された無人の車が爆発し、現場から血まみれの男が逃走した。

 地元メディアによると、車体の裏側には時限爆弾が設置されており、逃走した男が犯人とみられている。夏時間で1時間進んだことを男が失念しており、予定よりも早く爆発してしまったのではと報じられている。(共同)


バカだね~。
何があってもテロはいけないことだけど、それでもなんか、このマヌケな犯人は、悪事を働く上で一番大切なことを忘れていたような気がする。で、もしもお縄になったなら、公衆の面前で「サマータイム忘れて自爆したバカよ」なんて、指を差されて笑われて欲しい。

で、ちなみにフォルクスワーゲンのポロは、自動車爆弾のテロには不向きだったりする。


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2014.02.13

お、安くなった

郊外を走っていたら、ガソリン価格が下がっている看板を散見するようになった。
これまでだと、セルフスタンドに限れば、レギュラーガソリンで大体、リッター158円というのが相場だった。それはまるで、何かで示し合わせたかのように。それはまるで、何かで示し合わせたかのように。それはまるで、何かで示し合わせたかのように。

給油の度に記録している燃費計算ソフトによれば、その価格レベルは去年の年末からずっと変わっていなかった。しかし、散見するようになった価格は、リッター154円だった。これは我がアジトの近所のセルフスタンドでも変わらない。「まぁ、ちょっとでも安くなったなら、今のうちに給油しておくべ」、といつもの出光セルフに行けば、これが嬉しい発見だった。レギュラー151円。このレベルは去年の夏以来だ。

それを裏付けるニュースはないものかと検索してみたら、一番新しいので一週間前のがヒットした。

ガソリン価格、9週ぶり値下がり 新興国不安による円高反映


 経済産業省資源エネルギー庁が5日発表した3日時点のレギュラーガソリンの全国平均小売価格は、前週(1月27日)から10銭安い1リットル当たり158円60銭となり、9週ぶりの値下げとなった。

 円安による原油の輸入価格の上昇で、前々週まで8週連続で値上がりしていたが、原油相場に大きな変動がなかったため、前週に上昇がストップ。新興国不安による円高を反映して値下がりとなった。灯油も、一般的なタンク1個分の18リットル当たり1879円で、9週ぶりの値下がり。

 都道府県別のレギュラーガソリン価格は8道県で上昇し、上げ幅は北海道の40銭が最大で、福島と岡山は20銭。14県が横ばいで、25都府県で値下がりした。下げ幅は神奈川と栃木の50銭が最大で、徳島と秋田は30銭だった。

 ハイオクは169円40銭、軽油も139円20銭で、いずれも前週から横ばい。

あれ? 北海道のガソリン価格は値上げとなっているな。でもま、安くなるならそれでイイや。


さらに嬉しいことは、今シーズンの灯油価格は、リッター98円レベルから102円へと値上がりはしても、値下がりは期待できなかったのだが、その高値だった灯油価格も99円に値が下がっていたのだ。これは上で引用したニュースにもある。

一過性のものだと思ってあまり期待はしていないのだが、当地の冬の風物詩、さっぽろ雪まつりが終わると、あとは春が近づいてくるのを待つだけだ。もう少しの辛抱だ。そう、もう少し。


ポチッとよろしく!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2014.02.10

ビバ、軽自動車。鈴木超七

ネットで配信されたニュースを見て、一瞬目を疑った。
というのは、昔の葉巻型レーシングカー的な佇まいで、大変プリミティブ、そして、構造が簡単だからと、世界各地でレプリカモデルが作られたスーパーセブンが、スズキのターボエンジンを積んで日本に上陸するという。レプリカのスーパーセブンの中には、同様に日本製のエンジンを積んだモデルも存在すると聞いたことがある。いやー、乗ってみてぇー。

スーパーセブン 軽で発売へ


軽規格のスーパーセブン発売 魅力は「原点回帰」

2014年2月9日(日)18時14分配信 THE PAGE

 Thumbthepage2014020902099economy 「走り出した途端、感じるのは驚異的な軽さです。スーパーセブンと言えばスポーツカーの中でも異例に軽いのが特徴でしたが、従来モデルと比べても差は歴然。身ごなしの全てがとにかく違います」そう語るのは、先行試作車のステアリングを握ったとあるディーラーの関係者だ。

 イギリスのスポーツカー「スーパーセブン」が、スズキのターボ・エンジンを積み、軽自動車規格で今春、日本に上陸する。販売側の立場で数多くのスーパーセブンに乗り、経験と技術に裏打ちされた専門家が舌を巻くほどの圧倒的な軽さが備わっている。その車重は490キログラム。街を走る普通の軽自動車の重量が800キログラム程度だからおよそ4割軽いことになる。

スズキのターボ・エンジンを搭載
 本国のイギリスでは、このスズキ製660ccターボ・エンジンを搭載したモデルは80psだが、日本仕様は制御プログラムによって、軽自動車の自主規制に合わせた64psに抑えられ、併せて外装パーツを一部変更して横幅規制1.48メートルに収め、軽自動車登録で販売される。

 このケータハム「スーパーセブン130」(本国版は160)が発表されたのは昨年10月のことだ。12月1日から予約受付が始まり、同月12日から始まった名古屋自動車ショーで実車が展示された。軽自動車としては破格の349万6500円という価格にも関わらず、正規輸入元によれば受注開始から1カ月あまりの間にすでに30台を超えるオーダーが入っている。従来全モデルを合計した国内年間販売台数が50台前後であったことから考えれば異例の売れ行きだ。デリバリーも間もなく始まる。

 セブン130が何故それだけの注目を集めているのか?  少なくとも「何か軽自動車を」という中で選ばれたとは考えにくい。前出の関係者の証言によれば、限界こそ高くないものの、細いタイヤによって実現されるすっきり軽快でシャープなハンドリングもこれまでのスーパーセブンにない魅力で、運転を楽しむスポーツカーとして高い資質を備えているという。

「重量増加」の歴史を転換
 スーパーセブンはオリジナルモデルが1957年にデビューし、以来時代に応じた高出力エンジンにアップデートしながら60年近くも生きながらえて来た数奇なクルマだ。それは同時に「パワーアップ→補強=重量増加」の歴史でもある。今回スズキから単体重量約70キログラムの軽量で手ごろな出力のエンジンを入手したことで、高価な部品に頼ることなく各部を軽量化することができた。いわば原点回帰的商品である。前述の証言と照らし合わればそれがスポーツカーとしての新たな付加価値になっていることが大いに考えられる。

 「不特定多数に訴求する安価な道具」という枠組みには絶対に入らないスーパーセブン130の好感触を見ていると、オンリーワン商品の典型に思える。積み上げ型ではなく、引き算による原点回帰が商品の魅力を引き立たせてるという意味でそれは多くの示唆に満ちているように思う。

(池田直渡/モータージャーナル)

多分、現在の軽自動車の売れ筋から行くと、相当な異端児だと思う。空気を積んで走っているようなハイトワゴンと比べると実用性もほぼ皆無だと思う。

確かに、スズキのエンジンを積んでイギリスからやって来るこの「軽自動車」は、スーパーセブンと銘打たれるだけあって、お値段もスーパーだ。660ccのクルマに350万を払おうと思う人は、多分、世間から「あの人バカよね~」と言われるだろう。だが、運転に楽しみを見出したいと思う口からも同じセリフが吐かれると思うが、その人が言う言葉の中には、羨ましさと尊敬の念がこもった褒め言葉的な意味合いが強く含まれるだろう。

ちなみに、私が愛聴している民放FM局では、「イイね、軽自動車キャンペーン」という言葉が電波に乗っているが、サイトを見てもそれらしいものはどうしても見つけられない。でも、その言葉が意味するところは多分、ハイトワゴンだったりするんだろうなぁ、なんて考えてしまうのだが。


さて置き、「日本の軽自動車規格は非関税障壁だ」とガイジンが言っていたりするみたいだけど、だったら軽自動車サイズで作ってみろってんだ。実際に、クルマの幅をちょっと切り詰めたスマートKはちゃんと軽登録されているし。

それにしても、軽いなぁ。私が今乗っているクルマも決して重くはない、と思う。車検証の車両重量を見ると、710キロと。うーん、、490キロにははるかに及ばないなぁ。そんな軽いボディにハイパワーなエンジンを乗せたスーパーセブンも存在するけど、さすがにこれじゃ冬道は走れないだろうなぁ。

ポチッとよろしく!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2014.01.19

これは「スーパー・リアリズム」なのか。それとも・・・

映画「レインマン」で、ダスティン・ホフマン演じる自閉症のレイモンドのモデルとなった人は、なんでもすぐに「覚えること」ができて、「覚えたこと」をそのまま引き出すことができたそうだ。映画の中でも、電話帳を読み、フードコート(レストラン?)で食事をするときに、ウェイトレスが付けていた名札から、彼女の家の電話番号を当てたり、落としてバラバラになった爪楊枝が何本だったかを瞬時に「数える」ことができた。

また、芦屋雁之助さんが演じた「『裸の大将』こと山下清」も、施設や、施設を脱走して辿り着いた先の光景を鮮明に記憶し、ちぎり絵でほぼ正確に描写することができた。

彼らは知的障害を持ちながら、ある部分だけに特化した才能を持つ、サヴァン症候群だったのではないか、と言われている。その中には、一度聞いたピアノ曲を完璧に再現することができる人もいるそうだ。

そういったようなことを、過去にテレビで見たり本で読んだりした。ただし彼らは、「再現」はできても、「創造」はできない、ということも見聞きした覚えがある。

でも、そういった能力を持つことは、私はちょっと羨ましく思う。多分、ない物ねだり、なんだろう。
とりあえず私は一応、健常者だと思う。自分自身でそう思っているだけで、他の人からしたら「どっかおかしいヤツ」なのかもしれない。そして、そんな私は表現者になりたい、と思っていたし、今でも「隙あらば」なんて考えている。だが、いかんせん、実行力、行動力に欠ける。最初の一歩を踏み出す勇気がない。で、結局、何もしない・・・。理解者がほしいと思う。背中を押してほしいと思う。だが、何を表現したいのか、そういう「核」すら、未だ持ち合わせていない。

そんな折に、こんなニュースを見つけた。

車輪の質感、線路の砂利…鉄オタも驚愕、埼玉のリアルすぎる「鉄道画家」


2014.1.18 18:00 [鉄道ファン]

Trd14011818000017p1

障害を持つ福島尚さんが描いた鉄道画「EF重連上越線」

 遠目に見ると写真と見間違えてしまいそうな機関車の車輪やピストンの質感。または線路の砂利の一粒一粒-。こんな鉄道画を描いて注目されている埼玉県日高市に住む福島尚(ひさし)さん(44)。驚くほどのリアルさにもかかわらず、一切、下書きをせず、記憶のままに描いていくのが最大の特徴だ。生まれつきの知的障害(自閉症)を持ちながら、その才能が今、開花している。(さいたま総局 安岡一成)

 日高市の住宅街にある福島さんの自宅。アトリエで絵筆を握り、黙々とキャンバスに向かう尚さんの姿があった。昼間は施設に通い、缶や古紙のリサイクルの作業に精を出し、戻ったら寝るまでアクリル画や水彩画を描いている。

 そのかたわらに座り、優しく見守る父の清さん(71)。母のキヨさん(70)もコーヒーとロールケーキをそっと差し入れ、柔らかなまなざしを向ける。幸せな家庭の温かな雰囲気の中で、清さんに話を聞いた。


■ ■ ■


Trd14011818000017p2
障害を持つ福島尚さんが描いた鉄道画「スリーナイン号」

 生まれてすぐのころは、驚くほど手がかからなかったが、成長の割に言葉が出てこなかった。「やりなさい」と言ったら「やりなさい」と言う。「ごはん食べて」と言うと「ごはん食べて」と言う。息子のこんな様子に悩み、児童相談所に駆け込んだ。

 職員と一緒に近所を散歩した。すると、走っている電車に駆け寄り、信号や踏切の前で動かなくなった。帰って絵を描かせたら、やはりそういったものばかり描く。「この子はゆっくりとした速度で成長しますよ」。職員はほほえんだ。

 小学校に進んでも行き交う電車を一日中眺めては、鉄道の風景画を描いてばかり。家族旅行で行った先でもローカル線の電車や線路、駅舎をスケッチしたり写真を撮っては喜んだ。中学卒業後は障害者施設に通い始めたが、鉄道画に没頭する生活が10代、20代と続いた。

 「先生から技法を教わったわけでもない。描き方は全部、自己流。画力も年相応のものだった」。清さんは当時をこう振り返る。


■ ■ ■


Trd14011818000017p3

障害を持つ福島尚さんが描いた鉄道画「残響」

 清さんは、尚さんの成長とともに、アトリエを毎日のぞくこともなくなっていたという。

 尚さんが30歳ごろのある日のこと。絵を描いている尚さんに久しぶりに話しかけ、その絵を見て跳び上がるほど驚いた。

 「ええっ、これが絵かよ。尚はこんな絵を描くのか!」

 列車が走る風景画は写真にしか見えなかった。絵の隅から隅まで、肉眼で見て「見えるはずのもの」が精密に描かれている。こんなふうに驚かされることが、この後も何度もあった。

Trd14011818000017p4

障害を持つ福島尚さんが描いた鉄道画「川越の鉄道」

 それまで作品は公開することはなかった。だが、地元の絵画教室の講師に話が伝わり「展覧会に出そうよ」と言われ、試しに出してみたら、入選した。平成16年には市の美術展で市長賞を受賞、同年、中央美術協会の展覧会では新人賞を受賞するに至った。


■ ■ ■


 推察するしかないのだが、尚さんが絵を描くとき、いくつか決めごとがあるようだ。

 1つは下書きをしないこと。最初から黒の絵の具で輪郭を描いていく。レールや電線なども定規を使わず、線をまっすぐに延ばしていく。

Trd14011818000017p5

障害を持つ福島尚さんが描いた鉄道画「停旦切替信号機」

 2つ目は、できるだけ写真に頼らず、記憶している風景を再現すること。しかも清さんが驚いたように、細部から背景に至るまで限りなくリアルに、丁寧に、まるで実物と同じように。描くたびにリアルさは進化し、鉄道ファンも「ここまで詳細に描かれた鉄道画は見たことがない」と舌を巻くという。

 最後が、色彩もリアルにすること。何色も絵の具を混ぜて重ね塗りする。塗っては乾かしを繰り返し、立体感を出している。同時に温かみも加わっているようだ。


■ ■ ■


 「絵を描くのは楽しいですか」と問いかけると、「頑張って描くのが楽しいんだ」「絵が好きだ」と返ってきた。「細かい表現は難しくないですか」には「難しくない」と涼しい顔。最後に「なぜ書き続けるのですか」と聞くと「楽しいから」と笑顔を浮かべた。

Trd14011818000017p6

障害を持つ福島尚さんが描いた鉄道画「動力車」

 こうした作品が今月10~14日、さいたま市で開かれた障害者アート企画展で展示されることを10日付産経新聞(東日本地域)の「きょうの人」で紹介した。主催した県の担当者によると、福島さんの作品を一目見ようと、例年を約600人上回り、過去最高の2000人超の来場者があったという。

 制作した作品数は100枚以上。展覧会での受賞も増え、県立近代美術館や東京都美術館などにも出品した。最近では地元の学校に飾られたり自治体が広報誌に使用したりすることも増えた。絵を売って生計を立てるという状態にはないというが、個人からも強い制作依頼があれば、応じることもある。


■ ■ ■


 世間から注目されることは増えたが、清さんは決して平坦(へいたん)でなかったこれまでの道のりと、これからのことを思い、遠くに目をやった。

Trd14011818000017p7

障害を持つ福島尚さんが描いた鉄道画「動力車」

 障害を持つ子をなるだけ目立たないように育てようとする親は多い。そして、できるだけ健常者と同じ生き方をさせたいと願う。親として当然の思いだが、清さんもそんなひとりだった。

 清さんは、尚さんが中学生のころ、来る日も来る日も絵を描いてばかりの息子の姿にたまらない気持ちになった。「絵なんか、将来なんの役にも立たない」。衝動的に尚さんから絵筆を取り上げ、絵を全部焼き捨てた。すると、彼はじっとしていられなくなって大暴れし、部屋の壁や窓ガラスを壊しまくったという。

 「やはり、この子には絵しかないんだな」。清さんは、もはや負けたような気持ちでこう思い直した。「才能を見いだしたのは本人。私たち親には先見の明はなかったのだから…」。

 将来に向けても不安は多いという。尚さんは昔から医者いらずの健康体とはいえ、両親がいつまで支えられるかわからない。

 「でも将来が不安なのは健常者も同じだよね」と清さんはいう。そしてこう続けた。「ただ、この絵を喜んでくれる人がいる。この絵で立派に社会参加ができている。そこを維持できたらいいね」。


あらかじめ断わっておくが、私自身は「鉄オタ」ではない。住んでいた場所の近くに線路があったり、SL終焉の地に住んでいただけで、詳しい知識を持ち合わせている訳ではない。ただ、生活の横に線路があった、それだけだ。だから、知っているのも身近にある物の事だけに過ぎない。

そりゃ、中学時代はお大尽の友人の影響で、家に鉄道模型を走らせる金持ちになりたいとも思ったが、それにしても知っているのは北海道内の事だけで、仮に鉄道模型のジオラマを作ったとしても、やっぱり自分が記憶している光景を再現するだけになってしまうだろう。それは、夕張炭田からの長大運炭貨物列車だったり、冬場になると暖房が利き過ぎてクソ暑いキハ22だったり、とんがり頭のキハ183系だったりと、それくらいのもんだ。

より若かった頃は北海道ではほとんど見られない電気機関車や電車の形式も覚えたりもしたが、生活の近くに線路がなくなると、鉄道の知識を拾い集めるだけの気持ちも失った。


だが、この記事で紹介されている絵は物凄くリアルだ。記事の中にもあるように、写真だと言っても分からないくらいに精密だ。最初の画像は雪の中を重連で走るEF57、だろうか。様々な形をした貨車を繋げて走る貨物列車なんて今は存在しないんじゃないのか。コンテナならコンテナ、石油輸送だったらホントにタンク車だけで、レールのジョイントを通過するときの音もリズミカルだもんなー。でも、この画像からは、2軸だったりボギー台車だったりの混成編成で、色んな変拍子が聞こえてきそうだ。

2枚目の画像は「スリーナイン」と題があるけど、ボイラーの上に煙突から流線型のカバーが伸びていることからすると、C62じゃなくてD51(通称デゴイチ)なんじゃないか? それも初期型の。初期型のデゴイチで本線を走れる状態にあるのって存在していたかなぁ?
その左からやって来るのはEF81か? 奥に見えるディーゼル機関車はDD54か? こういう風景はどこで見たんだろう?

3枚目。蒸機が12系客車を引いているってことは、D51の489になるのかな?
4枚目。「川越の鉄道」とあるけど、このあたりになってくるとさっぱろ分からない。それにしても緻密だなぁ。画像を拡大すると、あ、上の高架にも電車が走っているではないか。もっと大きいサイズで見たいなぁ。

5枚目。「停旦切替信号機」は、鉄道車両だけではなく、鉄道システムにも興味があるのかなぁ、と感じた。本線が走っている横にも線路があるかな? じゃ、貨物駅だろうか? それにしても、電線、架線、レール、遠くに見える建物、空の色、とにかく凄い。

6枚目。腕木式信号機があるな。そして、電気機関車のスリットの横に、何やら大きな四角い「盆地」。これは横川‐軽井沢間の門番だったEF63、だろうか。

7枚目。これは何だろう。ライトの上にある四角い箱からすると、山口線仕様のC58だろうか。


これらの作品はほとんどが記憶によるものなんでしょ? その記憶は多分、福島尚さんの頭の中に、くっきりはっきりと、まるで「写真のよう」に記録されているんだろうなぁ。そして、それを引き出して絵として再現させる技術も凄い。その上、構図もしっかりしている。垂直がしっかり出ているように感じる。これはじっくりと実物を見てみたいものだ。

そして、この絵画が「再現」なのか、「創造」なのか、感じてみたい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2014.01.05

激変

帰省のため、数日間札幌を離れた。とはいっても、実家がそんなに遠い場所にある訳ではない。

札幌から離れるときは、さほど雪も多くなかった。特に意識するようなこともなかった。しかし、実家を辞して札幌に戻ってくる途中から様相は一変した。

実家を後にして30分ほどは、道路の舗装路面も出ていたのだが、それがやがてタイヤが通るところだけが黒くなってきて、それから道路がホントに真っ白になった。また、それくらいの時から雪も降り始め、前走車とちょっと距離が開いたら、その前走車のテールライトが見えなくなった。私はその時点でリアフォグを点灯させた。が、まだ流れ的にはスムーズだった。

しかし、ただ白かった道路も降りしきる雪の多さにクルマの量が追い付かなくなり、踏み固められずにフカフカ状態となった。それから渋滞し始めた。まぁ、渋滞といっても流れが少し滞ったかな、なレベルで一応は走ることができた。

そしてしばらくすると、そのフカフカ状態のレベルが上がって、片側2車線道路で車線変更をしようにも、その時はちょっと覚悟が必要な状態になった。クルマの流れも滞りがちになり、やがて、完全に停止するようになった。その停止の原因は主に信号だったが、酷い道路状態で立ち往生している大型トラックが道の真ん中でハザードを焚いている、ということなどもあって、渋滞は一層酷くなった。

私はと言えば、数代前のクルマのテールライト、ウィンカーを読み、「この先に何かいるな」と思ったら、さっさと車線変更した。ちょっとの覚悟が必要な車線変更でも、徐行速度だったら全く問題ナシ。ちょっと走ると案の定、先述の立ち往生したトラックが、いた。

そのトラックをやり過ごすと一気に流れが良くなり、うりゃっと右足に力を込めた。とはいえ、出せても制限速度がいいところ。

札幌市内に近付くにつれて、フカフカだった道路は踏み固められて今度は洗濯板状態になって、フカフカ道路とは別の意味で、車線変更にちょっとの覚悟が必要だった。そして、やっと私の庭的な道に入ると、札幌を脱出するときは、路肩に「山脈」なんてほとんどなかった、あるいは、意識しなかったのだが、左右の路肩には延々と連なる「山脈」が出現しており、生活道路の対面通行の道も右折車がいたらその後ろは完全にストップしてしまうくらいに道幅が狭くなった。

私はといえば、山脈ができて、そこに可能な限りクルマを寄せても、裾にタイヤを乗り上げて車体を傾けることで右折車をやり過ごすことができて、ほぼ問題ナシ。やっぱり旧規格の軽自動車だとこういうシチュエーションは楽。

そんなこんなでアジト着。夏場だったら1時間半で走れるところを、大体2時間15分で走れたのは、渋滞があったとしても、まぁ良いペースだったんじゃないか、と。

ただ、フカフカ路面でちょっとの覚悟でちょっと強引に車線変更をしたせいか、☆型のホイールの凹んでいる部分は雪が詰まり、ちょっとしたエアロホイールと化していた。


もしこれで、実家を出る時間が陽が落ちる前にしたとしても、逆に酷い渋滞にハマってもっと時間を食っていたように思う。まぁ、イイ判断だったんじゃないか、と。

それにしても、経った数日札幌を離れていただけでこれほど見る景色が変わってしまうと、過去に何回も同じようなことを経験していても、やっぱり浦島太郎気分になってしまう。この状態でもし、前を走るクルマが北海道外ナンバーだったら、正直、そのクルマには近寄りたくない。もっとも、激しく降る雪の中を走ると、ナンバープレートの判読もできなくなってしまうんだけど。その場合は、そのクルマが醸し出す「オーラ」で判断する。

それにしても、ガソリンが高いなぁ。これでもっとガソリンが安かったら、雪練と称して秘密のコースを吹っ飛ばすんだけどな。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.11.12

冬の始まり

当地、北海道のクルマ乗りは、夏タイヤからスタッドレスタイヤに交換することで、冬に立ち向かおうという覚悟が決まる、と言っても過言ではない(筈)。

私の場合、実家に交換したタイヤを預けていたこともあって、雪解け時~GWにかけてと晩秋から初冬にかけてのこの時期に、まぁ、ご機嫌伺いというか、帰省というか、そういうことをしていた。

しかし現在、アジト内にタイヤを保管するようになってからは、我がアジトへ繋がる路地の雪が消えたら、すぐに夏タイヤチェンジ。天気予報で最高気温がヒトケタの日も珍しくなくなり、さらに「そろそろ荒れるぜぇ」などと伝えてくるようになったら、スタッドレスタイヤに交換する。

経験的に、11月初旬から中旬までに一度、爆弾雪が降り、その後しばらくは雪も積もらず、市内の道路もアスファルトが露出して、夏タイヤでも走れるじゃん、と思わせて油断させた後にまた、ドカンと降る。

そうなった時には、いくら雪道に慣れている北海道民とはいえ、やっぱり、普段渋滞しないようなところでも渋滞が発生してしまう。その原因が実は、タイヤ交換の時期を見誤ったヤツのクルマだったりすることも珍しくない。えてしてそういうクルマは、アタマに鉛が詰まっているかのような奴が好みそうなタイプだったりする。

気の弱い小市民な私なぞは、その時とばかりに「罵詈雑言」を浴びせかける。で、その時に窓を開けているか閉めているかは、想像に任せる。


それはそうとして、やっぱり雪道は嫌だ、と言う人は多いな。逆に私は雪道が好きなんだけど。技量があるかどうかは別として・・・。だって面白いんだもんさ。夏場の深夜に人気も少ない倉庫街でのドリフトを糾弾するようなメディアであっても、雪道じゃ嫌でもそんな状態になってしまう。その時に「慣れていない」と、進行方向と真逆を向き、ご対面、ということにもなりかねない。

さて、平地でも雪が積もるのはいつだ?
渋滞さえなければ、それは私にとって楽しい日々の始まりとなるのだ。渋滞さえなければ。


ポチッとよろしく!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.11.11

ぬか喜び? それとも・・・

通勤路の途中で見かけた、レギュラーガソリン価格152円、の期間は長くなかった。時間にしたらホントに数日の間、だったような気がする。そしてまた156円レベルに戻った。

いつもの出光のセルフスタンドでは、そんな一時の値下げの影響はほとんど受けなかったように思える。156円の時に給油し、その翌日に155円になって「もうちょっと待てばよかった~」と思っても、さすがにそれ以上下がることはなく、そしてまた156円レベルになった。

いや、イイんだよ。イイんだけどさ、安くなるならだんだん安くなってほしいんだ。
シゴト場へは片道25キロだぜよ。軽自動車だし、シゴト終りが深夜なので、帰り道はエコランに徹して、それで燃費はリッター当たり15キロに届くか届かないか、といったところだ。市街地の信号によるゴーストップがあってこの燃費だったら「まぁ良い方じゃないか」と自分では納得しているんだけど、ハイブリッドだったり、「本当の」アイドリングストップ機能が付いているクルマだと、私の満足する燃費の値を かる~く 抜き去ってしまうんだよね。

で、これから迎える冬場でも、新しいクルマで同じような数値が出るのかしら? 暖房のためエンジンの排熱を使うし、青空駐車だったら、エンジンかけて即スタート、なんてこともできなくなる。クルマの上に雪が積もり、積もった雪を払いのけたらガラスが凍結していた、なんてことも日常「チャメシ」事だ。新しいクルマでも、走り出すまでにどれくらい燃料食うかね。

それを差っ引いても良い燃費だったら、何も言わない。ただ ひがむ だけ。
でも、「ひがみ」と「少数派の優越感」というのも、実のところは紙一重だったりする訳で。本気出すと結構速い、しかも雪道だとかなり無敵に近くなる、我がオンボロ車。走れるうちはまだまだ乗り換えなんて眼中にはない。


ポチッとよろしく!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

より以前の記事一覧